近所のファミレスの配膳ロボの近況まとめ 2023

 しばらく、ファミレスの配膳ロボの話を書いていない。

 それには理由があって、ガストやバーミヤンのロボの挙動がまともになってしまって、あまり面白いことが起きなくなってしまったからである。

 客もまあまあロボに慣れてきて、ロボを見て奇妙な行動を取らなくなりつつある。

 もしかすると今後、配膳ロボの話題は書くネタがなくなってしまうかもしれない。



 それはそれとして、2023年12月現在の、私が行くファミレスにおける配膳ロボの状況について、まとめておこうと思う。



 ■ガスト、バーミヤン


 以前は挙動が怪しく、通路をまっすぐ進めなかったり、壁に向かって「通して欲しいにゃん」とか言っていたガスト、バーミヤンの配膳ロボだが、秋ごろから急に挙動が改善されてきて、しゃぶ葉と同じくらい、テキパキ働くようになった。もはや普通である。


 この配膳ロボはけっこう人気があるのか、すかいらーくグループでは、レジ前で配膳ロボのプラモを販売するようになった。お値段税込み1700円。一瞬買いそうになった。



 ■しゃぶ葉


 相変わらずテキパキ働く奴ら。挙動そのものは何も問題ない。


 ただ、韓国フェアの時、名札の名前を「チュクミ」とかに変えられた連中は、韓国フェアが終わった後、名札自体が無くなってしまうという悲しい事態が発生している。

 せめて名前を戻してやれよと思わんではない。



 ■ココス


 ココスは、今年8月頃から配膳ロボを導入し始めた。ガストが使っているベラボットの姉妹機で、ひとまわり小さいケティボットを採用。

 音声がたどたどしい日本語で、料理を運んでくると「ただいま、お料理を提供中です」とか、わかるようなわからないようなことを言う。


 一時期、「お料理を提供中です」の代わりに、「熱い料理は気をつけて取れ」とか、少し実のあることを言うようになったのだが、なぜかその後、最初の「お料理を提供中です」的な音声に戻ってしまった。



 セリフの日本語が怪しい一方で、挙動そのものは導入当初からしっかりしていて、ガストやバーミヤンのベラボットほどポンコツな動きはしていない。


 導入から2ヶ月くらいは、ロボの出番は少なく、ほとんど店員が料理を運んでいたが、現在ではロボの配膳率がかなり高くなっている。だいぶココスもロボを使い慣れてきたようである。

 ガストやバーミヤンが何ヶ月も手こずっていたことと比べると、ココスの適応は早かった。



 ココスのロボは、ディスプレイに表示される顔が1つ目ということと、怪しい日本語も相まって、ガストのベラボットと比べると愛嬌の面で難がある。

 そこを店側も気にしているのか、夏には頭に小さな麦わら帽子を被せ、今のシーズンには小さなサンタ帽を被せるなどの工夫の跡が見られる。



 また、ココスでは一時期、配膳ロボに空いた皿を下げさせる試みもなされていた。

 いつもとは違うBGMとともに、何も運ばずにやってきて、「空いた皿を載せれ」と言う。

 すかいらーく系列では、しゃぶ葉以外はロボに皿を下げさせていないから、これは珍しい光景だった。

 ただ、ココスも、ロボに皿を下げさせることは稀で、たいがいは店員が下げている。


 また、最近はやらなくなったのか、全く見かけなくなった。私がたまたま見かけていないだけなのか、本当にやめてしまったのかはわからない。

 おそらくココス側も、ロボをどう使うべきかで試行錯誤しているのだろうと思われる。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る