THE SCAPE OF GREEN やみつきサイフ

 ローソンで売っていた「やみつきサイフ」を買ってみた。

 どんなものかは、検索すれば出てくるし、今だとローソンに行けばたいがい売っている。


 値段は2695円。

 カードポケット10+1枚、小銭入れ、札入れのある、二つ折りの財布。

 厚さは25mm。ただし、表面にプラスチック+金属製のロゴが付いており、これが2mmほどの厚みがある。


 使用素材はPVC。縫製はちょい雑。

 革製の財布と比べるといかにも安っぽいが、この値段だから文句は言わない。


 それより問題なのは、財布にくっついている三角形のロゴ。これが使っていると絶妙に邪魔で、たまに三角形の鋭角が指に当たって痛い。

 これはなくした方がいい。ロゴを入れるならエンボス加工にしたほうがいいと思う。


 できれば剥がして使いたいが、そうすると穴が開いてしまい、補修しなければならなくなる。



 この財布の最大のウリは、二つ折りなのに札を入れても折れ目がつかないことのようである。

 確かに折り目は付きにくいが、そのために厚みのある財布になっている。ズボンや背広の内ポケットに入れるとかなり邪魔。バッグに入れるなら問題ないが。



 レイアウトはカードの取り出しやすさを最優先している。開くと蛇腹状のポケットが展開し、簡単に目当てのカードを見つけて取り出せる。


 一方、小銭や札は、普通の財布よりも脇に追いやられているが、そこまで取り出しにくいわけでもない。カードを最優先しつつも、できるだけ使いやすいようにはできていると思う。特に不満はない。



 札入れは仕切りなし。10枚くらいなら問題なく入るが、あんまり入れすぎると支障が出る。



 カード類は10(+1)ポケット。ポケットのサイズには余裕があるので、1つのポケットに2枚くらいならカードを入れることもできる。少しポケットが足りないくらいなら、それで対応可能。

 カードの一部がはみ出す仕様となっているため、取り出しやすい。


 実際には12ポケットあるが、1つは小銭入れのボタン金具があるため、使うと入れたカードを傷つけてしまうから使用非推奨。レシートを入れるくらいなら問題ないが。

 もう1つは、札入れを使うときにポケットが広がる。使用する分には特に問題ない。



 小銭入れは広く開けられ、小銭が取り出しやすい。



 総評は、ロゴが邪魔な点と、けっこう分厚い点以外は、使い勝手のいい財布と言える。

 財布をバッグなどに入れて持ち歩き、カードをたくさん持っていて、よく出して使う人には便利。

 逆に、あまりカードを使わず、小銭や札の収納や取り出しさすさを最優先したい、スリムな財布が望ましいのであれば、他の財布を検討したほうがいいだろう。


 いろいろ安っぽいところはあるが、それは値段相応だから文句を言うべきところではないだろう。


 返す返すもロゴは本当に残念ポイント。できることならいますぐにでも引っ剥がしたい。



 なお、類似の財布はいくつかある。Amazonなどで「お札を折らずに収納」「財布」などのキーで検索すればすぐ見つかる。


 これらとやみつき財布の違いは、邪魔なロゴがない、牛革を使っているものが多い(購入前に確認すること)、それと、小銭入れにボタンが付いていない。

 小銭入れのボタンの有無がどの程度影響するかは不明。


 やみつきサイフとこれらの財布の、どっちがオリジナルで、どっちがパクリかは私にはわからない。



 ところで、せっかく買ったこの財布だが、私は少々持て余している。

 私は、長財布、カード入れ、小銭入れを使っており、服のポケットに入れて使うことが多いため、それぞれに薄いことを重視している。

 小銭入れのない長財布を使う理由も、その方が薄いから。


 だったらなんでこんな厚い財布を買ったのかというと……買う時は、使いこなせるんじゃないかと思ったのである。札入れ、カード入れ、小銭入れをそれぞれ持ち歩くより、1つに統合したほうがいいんじゃないかと。

 思っていた以上に分厚く、服のポケットに入れたときに邪魔になるため、やっぱり私にとっては使いづらい。


 バッグに入れるとかして使うなら何ら問題ないし、カードの出し入れが容易で使い勝手がいいのは気に入っているのだが。

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