ドトールのコーヒー豆
1月3日にドトールの福袋を買った。
ドトールの福袋は例年、粉のやつはすぐ売り切れるが、豆は比較的長いこと店頭で買える。なので私も焦らず、悠々と買いに行った。
コーヒー豆の価格は、燃料価格の高騰と円安の影響で高くなっているが、ドトールも例外ではなかった。
正確には覚えていないが、5年前と比べると200円は値上がりしていると思う。
現在の価格はマイルドブレンドが200gで960円。4.8円/g。
私のコーヒー豆の価格の基準はカルディのマイルドブレンドだが、マイルドブレンドは、今だと確か200gで税込み750円くらい、3.75円/gのはず。というわけで、あれよりちょっと高い。
福袋は2000円で、マイルドブレンドとゴールデンモカブレンドが入っている。あとはコーヒーチケット。2000円はほぼコーヒー豆代と同等なので、コーヒーチケット分お得ということになる。
というわけで、さっそくゴリゴリ挽いて飲んでみた。
ドトールのコーヒーは、全体的にすっきりとした飲み味となっている。マイルドブレンドもゴールデンモカブレンドも、傾向としては同様。
ほとんど苦味もなく、最初はアメリカンかと思うほど薄く感じる。飲みやすいけど、ガツンとした苦味やコクがないとコーヒーじゃないと思っている人には物足りない。お湯かと思うほどクリアな味。
しかし、よく味わってみると、ちゃんとオイリーだしコクがあることがわかる。
飲みやすいから初心者向きだが、このコーヒーの真の味わいに気づくには、正確な抽出技術と、繊細な味わいを拾える味覚が必要になる。そういう意味では上級者向けなのかもしれない。
料理の引き立て役として飲むなら、クセがないのでたいがいのものと合うが、物足りなく感じるかもしれない。
このコーヒーをきちんと味わいたいなら、ブラックかつコーヒー単体でいきたいところ。
私がかつてドトールの豆をドリップしていた時は、薄すぎるのかな? と思って、湯量を減らしたり、抽出時間を伸ばしたりしていた。しかしそうすると雑味が出て台無しになる。苦いだけでちっともうまくないコーヒーに。
で、しょせんドトールなんてこんなもの、と思っていたが、ダメだったのは私のドリップ技術と、とにかく濃いのがいいコーヒーだと勘違いしていたバカ舌だったことが、今回よくわかった。
きちんと抽出しても、最初の印象ではアメリカンのように薄く感じる、というのが厄介で、ハンドドリップする場合は何が正解なのか迷いがち。
その点、フレンチプレスだったら疑問の余地がないので、こういう難しいコーヒーを素人が抽出する際は特に有効だと感じた。
マイルドブレンドとゴールデンモカブレンドの違いは大きくなく、目隠しして飲んだときに正確に言い当てられる自信はない。
強いていうと、ゴールデンモカの方は、一口目にハーブみたいな香りがちょっとする気がする。よりすっきり感があるような。しかし、マイルドブレンドよりコクは深め。
最初はマイルドブレンドよりすっきりだが、後から深いコクが来る。
ドトールのコーヒーは物足りないな、と思っていたが、まさかこれの良さに気付く日が来るとは思わなかった。
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