応援コメント

夏目漱石『三四郎』」への応援コメント

  • >権力に屈して自分の考えを曲げるのは学者としての態度ではないからである。

    涼格さんらしい一言。力強く頷きました。

    作者からの返信

     私はその教授から教わった「文学者としてあるべき態度」というのをやってみせただけなのですが、それに対して教えた当の本人が、文学者としてではなく、典型的な小物の反応をしたことには少々驚きました。

     表面上は立派なことを言っている人でも、長年、媚びへつらう学生達に囲まれて、お山の大将気分に浸かっていたら増長するものなんだなあと、しみじみ思いました。

     その教授は、学生の小説やレポートにも容赦なく批評を入れるので、多くの学生が恐れており、特にゼミ生は太鼓持ちみたいなのばかりだったんですよね。

     当時はなぜ、そんなに教授を恐れる奴が多いのかと疑問に思っていましたが、今ならわかります。学者の世界でもコネが重要なんですよね。どんなに優秀な学者でも、コネがなければ出世できません。
     だから本当は、学者が学者であるためには、権力に媚びる必要もあるわけです。

     私は学者として食っていく気がなかったから教授に忖度する必要がなかった、というだけのことだったんですよね。