応援コメント

新しいバンドの発掘2-6 Tanith "Voyage"」への応援コメント

  • TANITHの記事、面白かったです。自分はほぼ感覚だけで音楽を聴いているので、涼格朱銀様の鋭い分析はいつも新たな発見でいっぱいです。

    懐古趣味でも、当時から続けているメンバーがいるバンドは強いですよね。たまに半世紀前からタイムスリップしてきたような若いバンドがいてびっくりしますけど。

    作者からの返信

     私も普通に聴く時はそこまでいろいろ考えてないですけど、似たような曲がたくさんある中で、なぜ特定の曲にだけ惹かれるのかには興味があって、それを考えながら聴いたりはします。

     TANITHと似たような曲のバンドはいくらでもありますし、スパニッシュテイストのハードロックもたくさんあるんですけど、あれだけ大量に音楽を試聴している中で"Snow Tiger"にだけ特に引っかかったのには、それなりの理由があるはずなんですよね。

     現代では技術が発達したことで、昔のサウンドを再現することは簡単になったんですよね。かつてなら本当に70年代の機材を揃えないと再現できなかったので、再現することそのものに価値がありましたが、今では再現するだけではダメで、それが音楽的にプラスになる何かが必要になっています。

     ただ、70年代からバンドを組んでいた人が70年代の曲をやるのは、それとは全く別の話で、彼らは単に昔からそういう音楽をやっているだけなんですよね。

     音楽を聴く人にとって、演奏している人が70年代を知らない若者なのか、それとも70年代からバンドを組んでいるおっさんなのかはわからないわけですが、それでも聴けば違いはわかるものなのかもしれないですね。
     私は基本的に懐古趣味は嫌いですが、それなのにTANITHはいいと思ったわけですし。

     余談ですが、ANTHEMが好きなのも似た理由です。若いもんが80年代メタルを真似している曲より、本当に80年代からメタルをやっているバンドの曲の方がいいような気がするんですよ。

     ただ、おっしゃるように、たまに若いくせに本物と見紛うほど70年代な曲を作る人はいますね。あれはシンプルに、作曲や音作りがうまい人なんでしょう。