応援コメント

新しいバンドの発掘2-2 Pat Boone "In A Metal Mood- No More Mr. Nice Guy"」への応援コメント

  • 改めて聴き返しましたが、やっぱりいいですね。「You've Got Another Thing Comin'」ピアノに注目したことがなかったです。こんな格好良かったんだと思いました。

    他にも色々と気付きをありがとうございます。自分のエッセイで取り上げた時は、冗談でも笑ってくれる人がいればいいかなーぐらいに考えていたのですが、こんなに真剣に受け止めてくれる方がいらっしゃると知って、驚きと嬉しさでいっぱいです。

    それと、このアルバムを聴く度に思うのが、楽曲におけるアレンジとシンガーの重要性です。まだ見ぬ魅力を秘めたままの音楽が、この世には無数にあるんだと思うとワクワクします。カバー曲特集、またやってみたいです。

    作者からの返信

     このアルバムが当時、イロモノ扱いされていたのは驚きです。ものすごく質の高いアレンジカバーなのに。

     もっとも、私も最初、Pat Booneの"Holy Diver"カバーという時点で「聴かなくてもいいかな」と思ったのも事実でしたが。どうせおっさんが無理してロックしようとして失敗しているか、あるいは原曲無視の酷いアレンジだろうと思いましたから。

     しかし、聴いたらびっくりですよ。あれだけアレンジしていながら、ちゃんと原曲を尊重しているし、しかもPat Booneの声質に合わせてアレンジしているから無理もないんですよね。
     "Holy Diver"なんて、ぶっちゃけR.J.Dioのヴォーカルだけで持っているようなもんで、Dioが歌わなきゃどうにもならんだろと思っていましたが、あれをちゃんとPat Booneが歌ってキマるようにチューニングしたこと自体が驚異的でした。そしてPat Booneも、ちゃんと真面目に取り組んでいるんですよね。メタルを馬鹿にした歌い方をしていない。

     しかし、一番の驚きは"You've Got Another Thing Comin'"です。Judas Priestファンの間でどう評価されているか知りませんが、あの微妙な曲が名曲に化けるとは。

     やはりアレンジはものすごく曲の完成度に関わってくるんですよね。そして、最も替えの効かないヴォーカルに合わせて曲をチューニングすることも重要。

     カバー曲はアレンジのデキがモロに出るので面白いんですよね。この場合、たぶんPat Boone本人がアレンジしたわけではなく、誰か優秀な人がやったんでしょうけど、誰にせよいい仕事をしたと思います。そしてそれがあんまり評価されていないらしいというのが残念ですね。