応援コメント

新しいバンドの発掘2-1 Thank You Scientist」への応援コメント


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    THANK YOU SCIENTISTは、私も涼格朱銀様ほどではないですが、初めて視聴後かなり早い段階でお気に入りとなるであろうことが確信できたバンドです。最初に聴いたのが、まだこなれていない1stEP『The Perils Of Time Travel』(2011)だったのが、その時間差の原因かもしれません。

    いずれにせよ、あれだけ多彩な要素が詰め込まれているのに、取っ付きやすくて聴き飽きないのは驚異的ですよね。一時期は毎日のようにヘビロテしていましたし、勿論今でもよく聴いています。アルバム単位なら『Terraformer』(2019)が一番かもしれません。

    一応、近作EPとして『Plague accommodations』(2021)が出ているのですが、パンデミックとメンバーチェンジが重なったせいか、OP+実質3曲のみというおあずけ感に歯痒さを覚えます。「Soul Diver」とか、楽曲の出来自体はとても良いのですけれどね。

    ブリッジが多すぎてどれかわからないに吹きました笑。本当にそんな感じですよね。そこが楽しいのですけど。

    THE DEAR HUNTERはたまに聴いていますが、THANK YOU SCIENTISTほど捉えどころ
    が明確ではなくて、自分内のポジションを定めるのにずっと苦戦しています。最近ご無沙汰気味だったので、これを期にもう少し聴き込んでみようと思います。

    作者からの返信

     "Perils Of Time Travel"はspotifyで聴きましたが、この時点だとまだ普通のテクニカル・プログレなんですよね。ホーンの使い方も普通。この時点ですでに結構いいんですけど、ここから1stフルアルバムに化けるとは思えないですよね。

     "Plague accommodations"は、次のフルアルバムへの布石なのか、ボツ集なのか、それとも息抜き的な小作品なのかはわかりませんが、少なくとも、バンドが健在であることは確認できる内容ですね。

     これだけいろいろな要素が現れては消えているのだから、明らかに曲としてはかなり複雑なんでしようけど、聴いていると特に複雑に聞こえないのは驚きです。

     このバンドのサウンドが好きという人はたぶんプログレ界隈には多いと思うんですよね。単に知名度が低いだけだと思うんですけど。

     記事中でも挙げているThe Dear Hunterも日本語で紹介している記事が圧倒的に少ないバンドだったりします。実は、AmazonでA.C.T.の"Rebirth"を買おうとした時、検索で引っかかって知ったバンドでした。
     "A.C.T. Rebirth"で検索すると、肝心のA.C.T.の"Rebirth"が出てこなくて、彼らの"Act IV- Rebirth in Reprise"だけが引っかかったのです。
     邪魔だな、と思いつつ、せっかくだから試聴してみたら、これが意外とA.C.T.に匹敵するくらい好きな曲だったという。あの偶然がなかったら未だに知らなかったバンドです。

     THANK YOU SCIENTISTほどには聴きやすくない、というのはわかる気がします。彼らは長大なコンセプトアルバムを作っているだけあって、聴き手にもそれなりに真面目に聴くことを要求するところはありますね。
     なので私も、聴くなら腰を据えてアルバムを通して聴くか、あるいは"The Pimp And The Priest"みたいに単体で聴いてもいけるやつだけプレイリストに入れて他のバンドの曲と混ぜて聴くかしています。