応援コメント

『ゴルゴ13』 マイベスト13」への応援コメント

  • ゴルゴ60巻ぐらいまで集めましたかね。ただもう20年以上読んでないのでアレですが汗。
    自分は『狼の巣』かな。あと出自を探る話はどれも面白かったですね。特に日本人のやつは、人体を粉末レベルに解体してシャワー室で流したとか、ヤング心に強引だなと笑った記憶が。

    作者からの返信

     初期の60巻に絞るなら、『崩壊 第四帝国 狼の巣』や『芹沢家殺人事件』は面白い方に入りますね。最新巻までざっと読んでいると、他にいい作品が多くなって相対的に評価が下がってくるわけですが。

    『狼の巣』は、発表された年代を考えると攻めた内容なんですよね。史実に出てくる人物が絡められているわけで。
     しかし後年になると、AK-47の開発者であるミハイル・カラシニコフの存命中に、カラシニコフのそっくりさんがゴルゴに絡んで殺されるという、さらにヤバい内容のやつとかが出てきたりするわけですが。存命中の人を殺すのはさすがにどうなのよ。大統領になる前のトランプもゴルゴに殺されてますね。

     遺体を解体してトイレに流すというのは、一応、あくまで刑事の推理の域を出ていなくて、それが真相かはわからない書き方になっていましたね。
     仮にそれが事実なら、解体用の道具とか血痕とかの証拠が挙がっても良さそうなもので、そういう物的証拠が見つかっていない以上、それが事実とは言い切れないんじゃないかとは、読んでいて思いました。

     まあ、あの話にとって、あの辺のトリックはそこまで重要じゃないので、適当に流されていたわけですが。

    編集済
  •  さいとう先生がお亡くなりになられてからは、ゴルゴを手に取るたびに、自分の一番好きな回は何かと考えてしまいますが、「白龍昇り立つ」を思い浮かべることが一番多いです。中国の部隊長は東郷がチベットの統領の子供を連れていることを察知しているんですよね。その上で慎重に後を付けていく。勝てる可能性も多分にあったと思います。まあ、あそこから逆転されてしまうのが、『ゴルゴ13』なのですが……。

     個人的には依頼者が裏切るケースの方が好きです。どうしても、最後に一波乱欲しいんですよね。知らない間にルールを破ってしまったり、仲間に入れられていて、命を落とすケースも好きです。

     ゴルゴを読むことは国際ニュースの勉強だと思ってます。視線が右や左に偏っていないので、国際社会における日本の立ち位置など参考にさせてもらってます。ベトナム戦争やイラク戦争、あとダイアナ妃の事件など何度も出てきますが、さいとう先生のお気に入りの事件なのでしょうか。先生が亡くなってからも続々と新刊が出ていることに首を傾げながら毎回楽しみにしています。ではまたー

    作者からの返信

    「白龍昇り立つ」は対決もの、山岳もの、チベット問題など、様々な要素が含まれていて、好きな人は多いだろうなあと思います。
     燐隊長に限らず、ゴルゴに勝てそうな人はいままでにも結構いたんですけど、本当に勝ったら困るので、しょうがないところです。

     初期のゴルゴは毎度のごとく依頼人に裏切られていましたけど、連載が進むにつれてだんだんゴルゴが化け物じみてきて、だいぶ減りましたね。
     最近の作品だと、ゴルゴが裏切られることで一波乱あるというよりは、依頼人のゴルゴの使い方や、依頼を遂行するゴルゴの行動にトリックがあるタイプが増えていますね。

     作中でよく取り上げられる事件は、作者のお気に入りかどうかというよりは、それだけ世界に与えた影響が大きかったということだと思います。
     ベトナム戦争やダイアナ妃の死は目立つから気づきやすいですが、それ以外にも結構、何度も取り上げられている件はあります。何の回か忘れましたが、コロンビアの麻薬王、パブロ・エスコバルの話が出たとき、「あれ、エステバロなら『メデジン・カルテル』でゴルゴが殺したのに、その件への言及はなしか」と思ったことがあります。ちょくちょくそういうのはある。

    『ゴルゴ13』ではあまり世間では話題にされていない社会問題をクローズアップすることがよくあり、そういうのを知るきっかけにはなりますね。ただ、漫画なのでいろいろデフォルメされているので、実際のところはちゃんと自分で調べないといけませんが。
     たとえば「ワイズガイへの道」では、ニューヨーク・マフィアでワイズガイと呼ばれる正構成員の地位に付くには、泥棒とか麻薬売買をやってマフィアに利益をもたらさないといけない、みたいな話がありますが、調べてみると、現実にはもっとシンプルなようです。それは人を殺すこと。マフィアの鉄砲玉となって仕事を果たすことが条件なのだとか。身も蓋もないけど、そりゃあ現実はそうだよな、と思わされました。


  • 編集済

    ゴルゴ初心者の私です。
    本日、人間ドックでして、検査が終わって、病院備え付けの本棚にゴルゴ13の300円の単行本が三冊あったので、休憩室で読みました。
    面白いものもありましたし、(「そして死が残った」「ミステリーの女王」)、え?これでおしまい?みたいな作もありました。
    涼格さんが選んだ13作の中に入っていなかったのが残念でありました。

    いつも、思うのですが、何作に一回は、ゆきずりの女を抱きますけど、ゴルゴ暗殺の一番のチャンスほそのタイミングではないかと^^;
    それこそ、プロの殺し屋の女とか出て来ないんですかね。

    作者からの返信

    『ゴルゴ13』は1話完結型なので、話によって出来不出来はどうしても出てきますね。
     また、このシリーズは歴史ネタ、時事ネタをわかりやすく提供するのがテーマという側面もあって、時事ネタを優先するあまり、ストーリーがおざなりになっていることもしばしばあります。

     300円のコンビニ単行本は、シリーズの中から選り抜きで選ばれているので、メインとなる1作は面白いことが多いです。ただ、残りはメインと似たテーマの作品や、紙面の都合で選ばれており、必ずしも良作とは限らないです。


     ゴルゴの女癖を利用して殺そうとした話はたくさんあります。あらゆる方法で殺されそうになってますね。
     女暗殺者が娼婦を装ったり、娼婦を連れ込んでいる最中に暗殺者が忍び込んで殺そうとしたり、病気持ちの娼婦を送り込んだり、娼婦に時限爆弾を仕掛けたり。

     それらが失敗したのは連載の都合もありますが、裏の意図を抱えている場合、それが態度に表れて察知されるというのはあるでしょう。実際、結構バレバレな描写になっています。漫画だから感情表現を誇張して描写せざるを得ないというのも影響していますが。