応援コメント

サイモン・シン『フェルマーの最終定理』」への応援コメント

  •  こんにちは。私もこの本を15年ほど前に買って読み、数学の悠久の歴史に触れられた気がして感動し、弟や母親に勧めて仲間に引き入れました。岩澤(理論)さんとか、間違った理論でフェルマーを解こうとしてしまった宮崎さんとか、そこかしこに日本人が紹介されていて、誇らしい気になりませんか? イギリスでこの本を読んだ人たちも、日本人の賢さに舌を巻いたんじゃないかな。

     涼格さんも取り上げてらっしゃいましたが、フェルマーの定理に莫大な賞金がついた途端に、一般の人が意味不明な数式を送りつけてきた辺りのくだりで一番笑いました。これって文学でも同じことが起きそうですよね。賞金が2000万に上がった文学賞に自慢の作品を送ってみたら、「君のストーリーはもう100年以上前にモーパッサンやチェーホフが本に書いてるよ」と言われるのは辛いです。でも、新しいものを創作することは、真似することから始まるんですよね。

     この後の作品である『暗号解読』と『ビッグバン』も持っています。暗号はエニグマの作成とそれを解いてしまう辺りが一番興味深いです。サイモン・シンの次の作品たちもぜひ紹介してください。ではまたー