応援コメント

『ロード・オブ・ザ・リング: 力の指輪』S1:EP1~2[2022.09.10 追記]」への応援コメント

  •  私は不勉強でトールキンの小説を読んでいないのですが、古典RPGのウィザードリィの原作になっていることで興味は持ってました。小学生当時、ファミコンが買ってもらえず、ゲームボーイしか持っていなかったので、GB版のウィザードリィはかなり遊びました。オーク、ゴブリンであるとか、アークデーモンやスレイプニルといったモンスターは、その後の有名RPGたちにパクられてしまうことになりますよね。

     また、当時のアスキーのスタッフが相当にマニアックな人たちが集まっていたらしくて、攻略本や設定集など、相当凝ったものが発売されていたのを覚えています。竜とか悪魔とかの設定は、北欧神話など、欧州のあちこちの神話から集めてきたものなんですかね。

     映画は私もそのうちに見ようと思っていましたので、お気に召さず残念です。原作は歴史的大ヒットした本なのだから、普通の冒険物に仕上げればヒットしそうなものですけどねー。でも、つまらないならそれはそれで話のネタになりそうなので見るかもです。ちなみに、スパイダーマンは肌に合いました。暑い日が続きますので、お身体に気をつけてがんばってください。ではまたー

    作者からの返信

    『ウィザードリィ』は『指輪物語』というか、テーブルトークRPGの『ダンジョン&ドラゴンズ』をパソコンゲーム化したもの、という方が近いような気がします。設定はいろんな作品からのごった煮というイメージが強くて、特別『指輪物語』っぽいわけではないですね。

    『指輪物語』はファンタジーに大きな影響を与えましたけど、エルフやオーク、ドワーフといった種族を輸入したくらいで、本当の意味で『指輪物語』のフォロワーと言える作品はあまりない気がします。案外、一見全然関係ない『スタートレック』とかの方がフォロワーと言えるかもしれないです。いろんな種族が出てきて、オリジナルの言語が出てきたりするところとか。

     原作の『指輪物語』は主人公のホビットを中心とした冒険物ですけど、ドラマが扱っている第二紀は『指輪物語』の前日譚で、政治色の強い内容となっており、冒険物にはなり得ないんですよね。
    『指輪物語』は要するに、サウロンという悪役の力が籠もっている指輪を火山の火口に捨てに行く物語なんですけど、その指輪がどうやってできたかが語られるのが第二紀です。

     大河ドラマ的な内容にするか、あるいはサウロンを主役にして、エルフを騙して指輪を作らせる過程を中心に描くとかすればいいと思うのですが、ドラマでは複数のキャラクターの個人的なストーリーを並行して進めるという構成にしています。
     それぞれの話が面白ければいいんですが、これがステレオタイプなアメリカのドラマの寄せ集めみたいな内容で、しかも、第二紀において肝心の「エルフを騙して指輪を作らせる」話にちっともならないから、つまらなく感じるわけです。

     映画の『ロード・オブ・ザ・リング』を観た人なら、あのキャラはあいつなんじゃないかとか、この街が後にああなるのかとか、そうした推測をしたりして楽しめるところはあるかもしれませんが、何も知らない人が観て面白いのかなあと思います。何も知らないほうが、原作とのギャップがない分、楽しみやすい可能性もありますが。
     もしプライム会員なら無料で観られるので、実際に観てみたほうが早いと思いますけどね。