第11話 エピローグ

あの別れの日から9年が経つ。

そんな俺は母校の桜ヶ丘中学校で働いている。


「藍音、桜は元気なのか?」


俺はそばにいた友人の1人、桜田藍音に聞く。


「佐倉で働くことになったみたいだから帰ってくるって」


「桜は何しているの?」


「教師だよ」


「へえ…。 悠希は?」


「大学院生だって。 教師にはなるみたいよ」


その話を聞いて俺は安心した。


「また帰ってくるみたいだから、佐倉の追憶の旅でもする?」


「…だな」


そして俺らは追憶の旅に出ることにした。

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城下町の少年と少女 さくら ゆい @yui_0830

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