第3話不思議な世界
その頃私はその人の家に向かっていた。
狭い路地には見たことの無い虫のような者が沢山いる。その虫のような者は体が透けている者とそうでは無いものが居る
この違いは何なのだろう。
段々目の前が明るくなってきた
「もうすぐ着く」
「はい」
私達は路地を抜けた、そこにはとても綺麗な芝生が広がっていて鳥や動物達が沢山いる。
「わぁとっても綺麗」
その人は少し嬉しそうな顔をした。
すると家のドアからとっても綺麗な女性が出てきた。
「おかえりなさいませ、ナタリカ様」
「ありがとう、シェルキー」
とっても仲が良さそうだなぁ
と私は微笑んだ。
家の中はドライフラワーや薬草などが置かれていて不思議とリラックス出来る空間で、真ん中のテーブルには料理が用意されている。
「そこに座ってくれ」
「あ、はい」
「ちょっとお話があるけど、先に食事をすまそうまぁ好きなだけ食べなよ」
「あ、ありがとうございます、いただきます」
私は、パイを一口食べた、それはとても甘くりんごの様な味がしてとっても美味しい。
「そんなに美味しかったのかい?とっても幸せの様な顔をしているよ」と笑われちょっと恥ずかしくなった。
「あ、そういえば自己紹介がまだだったね。私はナタリカ・ベラルーナだよろしく。あそこに居る女性がシェルキーたこの子はここの使用人みたいな感じさ、あぁ見えてシェルキーは妖精なんだよ」
「妖精?」
「あぁシェルキーはマリナという妖精で住み着いた家を守るという妖精さ」
「頼もしいですね」
「そうだね」
私とナタリカは食事を終え、ティータイムが始まった。
「あ、申し遅れました!私は中村静流と言います」
「あぁ、ありがとうシズル。街での話なんだけど、ここは死の国じゃなくて魔法の国レルエと言う国でここでは基本エルフが多いと思う。この国で人間は捕食者になる、だから街では皆が騒いでいたんだよ」
「捕食者…」
「なんだ?驚かないのか?」
「まぁ別に元々死の国へ行く予定でしたし」
「あぁそうだったな」
そういえばさっきから眠気が酷い。どうしたのだろう何時もはこんな事はならないのに…
「シズル?大丈夫?」薄ら聞こえるナタリカの声、私はそのまま意識が消えた。
私が魔女になるまで 蠍の魔女ニーナ @shizu1108
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。私が魔女になるまでの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます