主人公のアネモスは、魔女であるという正体を隠しながら長い年月をひとり生き続けてきた。 妖精たちと言葉を交わし、魔法を用いて薬を作りながら、流れ着いたある街で穏やかな毎日を過ごしていた。だが、この街に居るのもそろそろ限界かと感じ……。 魔法や妖精、町の様子や登場人物を描く文章が細やかで綺麗だと感じました。 切なくも美しい、珠玉の短編ファンタジーです。
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