死んでしまってプレイしていたゲーム内に転生といえば、ありきたり感があったりしますが、本作は単なる平民に転生、人材育成に励むという一風変わったスタイルです。
文章も幾分硬質的なタッチで書かれているので、そこも他の同系統作品とは一線を画しています。ファンタジーラノベでありながら、生前の管理職スキル等を駆使したビジネス要素も含まれていたりして、とてもユニークな作品です。
8~9歳編、11歳編まで読んでのレビューなので、ここから先が本番といったところです。12→13→14→15歳と来て、15歳編がボリューム満点です。
読み手を選んでしまうのでは?と思ったそこのあなた、そんなことはありません。小難しい内容はありません。そこはラノベらしく気軽に読み進められます。
まもなく200話に達しようかという長編ですがさくさく進むので、秋の夜長の読書にぜひお薦めします。