続けていく、結局は
嫌に思う事はあるが、止める事はない。生命活動も大体その様子だ。
趣味で続けているだけなのに、嫌になって止める方がおかしいのだ。趣味は嫌にはならない。もし嫌になったとしても、長くは続かないだろう。続けていくのだ、結局は。今のように、こうやって文章を連ねていくのだ。これが、僕の望みなのだと。
僕はこうやって日々を生きてきたのだ。こうしていれば、僕は望みを叶えられていたし、これからも叶える事ができる。だから続けていくのだ。そうでなければ止めているのだろう。どうでもいい事だろうが、しかし言わせてほしい。僕だってここに生きているし、人並みに夢も持ち合わせている。僕のような「知られずの人」も、花を咲かせようと栄養を蓄えているのだ。そんなのは、誰だってそうだ。大なり小なり皆そうだ。そこは変わらないのだ。変わるはずもないのだ。欲求というものは、そうやって普遍的であろう。
そんな学者本に書かれているような事はいいんだ。それよりも僕の言いたい事は一つ、続けていくという事だ。これからも、こうやって文字を連ねるだけの何の役にも立たなさそうな事を、人一倍続けようと試みるのだ。少し失敗したが、そんな事はいい。忙しい時は、誰にだってある。僕だってそうなのだ。そんな事もどうでもいい。とにかく僕は続けるし、今もそうだ。未来永劫そうだ。死ぬまでだ。死んでもだ。それは少しおかしいかもしれないが、とにかく続けるのだ。
駄目だ、同じような事ばかり伝えてしまっている。もっと別の話題を伝えるべきかもしれない。というのも、僕はアルバイトを始めたのだ。それもまた、どうでもいい事かもしれないが、まあいいだろう。とにかくそういう訳で、元々要領の良くない僕は、より日々の時間を消費するようになったのである。執筆(という程の行為でもないが)も明らかに滞っている。仕方のない事だと思ってしまうのも申し訳ないので、そのように告知しておく事にする。こんな
意味のない事だとはっきりしたとしても、他の事に精を出すべきだとしても、それでも僕は続けていく、結局は。そういう事だ。皆そうだろう。僕だって、僕だってそういう人間なのだ。そういう、ありふれた存在なのだ。それは悲しい事ではないと、僕はこうやって一生懸命に伝えているんだと。
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