nemui
そんな五文字で表せられるような、大して内容もない文章ばかり書いていても、僕は生きていけるはずだ。いや、それはやるべき事をやっているからであって、文章が僕を生きさせている訳ではないのだろうけど。
そんな事は分かっている。それでも、僕は文章というものに対して、真摯に向き合っていかなければならないのだ。何が間違っているのか。何なら正しく伝わるのか。正しく伝わるのなら、内容が過激でも許されるのか。内容が大人しければ、間違っていても許容されるのか。どうせ、無駄なのだろうが。
人々は気に入ったものを正しいと思うだろう。人々にとって僕が気に入る対象となるまで、どれだけの時間を要するだろうかと、そう考えてみると、よく分かる。何を考えていても、どこにたどりついても、僕は泥水をすすってでも表現を続けなければ、認知される事もないのだと。認知されなければ、嫌われる事さえないのだと。
僕は、本当に知られる事を望んでいるのだろうか。望んでいるのなら、どうして知られようとはしないのか。僕はやはり、何の努力もせずに望むばかりの貪欲な弱者に過ぎないのかもしれない。そんな事はいい。とにかく続けるのだ。それしかない。それをしなければ、僕にはそれすらなかったのだ。それすらも……。
眠気にこんな事を言わされているのだろうか。それとも、こんな事を言ってそのままにしてしまう程に眠たいのだろうか。どうでもいい事だ。どうとでも言える事だ。もっと何か確かな所にたどりつかなくては。そんなものは、どこにもないと、そう断言できる人にならなくては。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます