一過性の快楽のために強引なストーリー展開にしない姿勢に好感を持っています。
丁寧に主人公の行動や取り巻く環境の変化を書かれているのでいつも楽しく拝見しています。物語が大きく動く場面は少ないですが決してそれらが退屈なわけではないので素晴らしいバランス感覚だと思います。
いつもありがとうございます!
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2021-12-03 更新再開後の追記
魔族側に寝返ってからのストーリーは軍記物の流れを踏襲しているように感じます。また主人公が個人的な武力を手に入れて、自らの剣技で敵を倒せるようになりました。
敵対陣営が人間勢力にも強者がいるので、純粋な剣技のみで敵を圧倒できるようになるにはまだ時間がかかりそうだなと感じますが、それでよいと思います。
強い敵を討ち果たす様子を読むのが好きなので、苦戦展開大歓迎です。
続き楽しみにしています!
2日前から読み始めました。
「『ざまぁ』までのタメが長ぇなぁ~」
「このまま主人公、ざまぁしないで死んだら、それはそれで伝説の小説になるなぁ~」
……なんて思っていた自分が恥ずかしい。
いや、掌を返すようで情けないけど、控えめに言って傑作だった。
似たような話はいくつもある。
魔法が支配する価値観の世の中で魔法を使えず産まれてきた主人公がどん底から這い上がる話。
ふ~~~ん?
……いやいやいや、そうじゃない。
この熱量!読めばわかる。
今すぐ!本編を読んでくれ!
くれぐれも、最新話までな!?
おいらのレビューなんぞ読んでる場合じゃねぇぞ。
※警告※
ストレスが多い世の中。
スカッと5秒でざまぁして、大金稼いで綺麗な女侍らせてワッシャッシャ(*`▽´*)したいときには絶対読むべきじゃない!
勿論それはそれでときには必要だけど。
序盤から続く重く暗いストーリーに顔を顰めながらも夢中になって読み進めました。
虐げられた主人公が成功し周りを見返す。ざまぁ ではそのカタルシスこそ読者が求めるものです。しかし本作はそう単純な感想を抱かせてはくれません。
蔑まれながらも努力し己を律する主人公。気高く真っ直ぐな言動は熱い感情と同時に痛ましさを感じさせます。そして彼の気高さを知る人間ほど歪みは避けられない。
暗い予感を感じながらも登場人物の幸せを願わずにはいられません。
まさに深い奈落を見ているようです。その先に光があるのかは、まだ分かりません。
一読すればきっとあなたも続きを待ち望むようになりますよ。