【イケメン息子&元ギャルママ】元ギャルママ・充希(40歳)~わたしを奪って…

佐伯達男

元ギャルママ・充希(40歳)~わたしを奪って…

時は、8月最後の土曜日の朝5時頃のことであった。


場所は、マンションの一室の6畳半の寝室にて…


アタシ・充希(みつき・40歳)はおふとんの中ですやすやと眠っている。


アタシは夢をみていた…


アタシが19歳の時…


当時1歳だった息子・ひろかずがおふとんの中にしのびこんで…


すやすやと眠っているアタシのJカップのふくよか過ぎる乳房に抱きついて甘えている…


(ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…スー…ヒュー…)


アタシの乳房(むね)の奥で高鳴っている鼓動を聞きながら甘えているひろかず…


かわいい…


………………………


…………って…


あっ…


ああああああああああああ…


ちょ…


ちょっと…


重い…


重いわ…


アタシが目をさました時であった。


22歳のひろかずが、全裸の状態でアタシが眠っているおふとんにもぐり込んだ。


「ちょっとぉ…やめて…やめてよぉ…ひろかず…」

「かあさん…かあさんを抱きたい…」

「ひろかずやめて…変なことしないで…イヤ…」


ひろかずは、アタシの右のくびすじにキスをしたあと、アタシが着ていたパジャマを無理やり脱がした。


「イヤ…やめて…」

「かあさんをはだかにしたい…」

「やめて…」

「愛してるよ…」

「ダメ…カノジョ作ってよぉ…」

「カノジョ…いらねーよ…」


ダメ…


へんなことしないで…


ひろかず…


やめて…


やめて…


あっ…


ひろかずは、アタシが着ているパジャマをムリヤリ脱がした。


つづいて、ブラジャー・ショーツを強引にはぎ取った。


そして、アタシの身体をグチョグチョに汚した。


それから100分後…


ひろかずは、朝ごはんを食べたあといつも通りに職場へ出勤した。


後片付けを終えたアタシは、お昼のお弁当を作り始めた。


お昼休みに、ひろかずと一緒に食べるお弁当である。


ダンナが海外出張中で、家には母と子しかいない…


母と子が過ごす時間を増やそうと言う想いでお弁当作りを始めた。


だけど、ひろかずが20歳を過ぎたあたりからやっぱりカノジョが作ったお手製のお弁当の方がいいのではと想った。


好きなカノジョがいないひろかずのことを思って、お弁当を作って、お昼休みに持って行って一緒に食べる…


だけど、やっぱりひろかずに好きなカノジョを作ってほしいと思う。


ひろかずが在籍している職場は、社内恋愛推進会社であった。


けれど、ひろかずは『製造工場会社は、社内恋愛は許可していないと工場長がいよった…』と言うた。


えっ?


それ、ほんとうなの?


製造工場会社の従業員さんのコンカツのことは、テレビの夕方のニュース番組で報じられたわよ…


困った子ねぇ…


時は、正午過ぎのことであった。


ところ変わって、東鳥生のひろかずが勤務しているショッケン(日本食研)の製造工場の近くにある公園のベンチにて…


ひろかずは、アタシと一緒にお弁当を食べていた。


この最近、母と子の会話はあまり進んでいなかった…


アタシは、シャホウ(社報)の社内恋愛で結婚をしたカップルさんの結婚おめでとうの欄の話しを持ちかけた。


けれど、ひろかずは『それはキューデンの人間が製造工場の従業員さんたちをいじめる記事や…』と言うてさえぎった。


困ったね…


かあさんは『社内恋愛で結婚を決めたカップルさんはしあわせいっぱいね…』と言うたのに…


アタシは、気まずい表情を浮かべた。


アタシは、ひと呼吸置いてからひろかずに言うた。


「ひろかず…」

「なんだよぉ…」

「ひろかずは…カノジョ…ほしいの?」

「ほしくねーよ…」

「どうして?」

「めんどくせーんだよ…」

「めんどくさい?」

「ああ…」


困ったねぇ…


アタシは、ひと呼吸置いてからひろかずに言うた。


「ひろかず…ひろかずはカノジョがいない人生はイヤとは想わないの?」

「ゼンゼン…」

「困ったねぇ…」


アタシは、ますます困り果てた表情でひろかずに言うた。


「ひろかず…ひろかずは社内恋愛のどういうところがイヤなの?」

「社内恋愛自体がめんどくせーんだよ…と言う、製造工場で社内恋愛してる従業員さんなんかひとりもいねーのだよ…工場長は従業員さんたちに『結婚相手がほしいのであれば自分ひとりの力で探せ』といよんや!!」

「えっ?ほんとうなの?」

「ほんとうだよ…過去に製造工場の従業員さんがキューデン(本社)のOLさんにのぼせたことが原因で段ボールをおる仕事が止まった…だから、工場の従業員さんたちは社内恋愛…どころか、恋愛自体が厳禁なんだよ!!」

「えっ?そんな話は聞いてないわよ…製造工場会社は、愛結び(愛媛県のお見合い事業)の法人会員…」

「…を離脱した。」

「離脱?」

「工場長が『愛結びに賛同しません』と言うて、一方的に破棄した…」


困ったわねぇ…


アタシは、ひと呼吸置いてからひろかずに言うた。


「ひろかず…」

「なんだよぉ…」

「それじゃあ、今週の最終金曜日(プレミアムフライデー)はどうするのよぉ…」

「最終金曜日(プレミアムフライデー)なんてあるわけねーよ!!」

「どうしてそんなにはぶてる(ひねくれる)のよぉ…」

「その日は通常勤務だよ!!」

「えっ?工場も2時までになってたわよ。」

「そんなの聞いてねーよ!!それよりも、工場は従業員のひとりがのぼせたことが原因ではこおりが止まる恐れが出たんや…今月中に段ボール箱2万箱をおらないと納期に間に合わないんだよ!!」

「どうしてかあさんの話しを一方的にさえぎるのよぉ…」

「さえぎりたくもなるよ!!くり返して言うけど、工場にはプレミアムフライデーなんかねーんだよ!!」

「えっ?プレミアムフライデーのイベントは工場の従業員さんたちと銀行のOLさんのお見合いイベント…」

「…は取りやめになった。」

「どうして?」

「だから、従業員ひとりが女にのぼせたから工場長が一方的に取りやめた…理由はそれだけ…」


アタシは、ひねた声でひろかずに言うた。


「それは残念ね…」


ひろかずは、アタシに怒った声で言うた。


「とにかく、恋愛自体がウザいんだよ!!」


ひろかずは、食べかけのお弁当を多く残してベンチから立ち上がった。


その後、走って工場に戻った。


んもう…


なんなのよぉ一体もう…


ひねくれもの!!


充希、もう知らない…


アタシは、公園から走り去ったひろかずの背中を見つめながらあかんべーした。


その一方で、アタシは次の日の日曜日にひろかずを連れて遠出しようと考えた。


その日は、新居浜のリーガロイヤルホテルでブライダルフェアが開催される日である。


ひろかずにブライダルフェアをみせたらカノジョを作る気になるだろう…


そう想ったアタシは、家に帰ったあと明日の準備に取りかかることにした。


そして、次の日…


アタシは、ひろかずを連れて新居浜のイオンモールへ行った。


イオンの2階で、きれいなオシャレ着を買ってからブライダルフェアへ行くことにした。


朝10時に、イオンモールが開店した。


オフホワイト系の花柄の5分袖のブラウスとカーキのスカート風パンツ(スカンツ)姿のアタシは、ひろかずの手をひいてショッピングモールへ入った。


ブライダルフェアは、イオンモールの1階の(スポーツ)オーソリティの近くのコートで開催される…


「かあさん…いてーよ…」

「早く早く…」


アタシは、ひろかずを連れてイオンの2階のファッションのコーナーへ向かった。


その途中で、秋の新作コスメのイベントが開催されていた。


欲に目がくらんだアタシは、ひろかずの手を離して一目散に走って行った。


アタシは、ひろかずのオシャレ着を買ったあとブライダルフェアへ行くことをきれいに忘れた。


自分のコスメを買うためにおカネに使い込んだ。


ことの次第に気がついたのは、夕方頃だった。


アタシは、無印良品の前で開催されている通販でおなじみのサプリメントの販売イベントにいた。


アタシは、右腕につけているカルティエの腕時計をちらりと見た。


時計のはりは、夕方4時半を過ぎていた。


次の瞬間、アタシは顔が真っ青になった。


いけない…


きょうはひろかずのオシャレ着を買って、ブライダルフェアへ行く予定を忘れていた…


大変だ…


買いあさったコスメセットを投げ棄てたアタシは、大急ぎでひろかずを探しに行った。


しかし、アタシは知らないうちに迷子になった。


どうしよう…


ママが迷子になっちゃった…


ショッピングモール内をくまなく歩いてひろかずを探して歩き回った。


けど、ひろかずは見つからなかった。


探し疲れたアタシは、エディオンとココカラファインの付近にあるソファに腰かけて、ぼんやりと考えごとをした。


この時、ひろかずが4つの時…アタシが22の時を想い出した。


その時も、アタシはひろかずを連れてここへ来た。


あの時、ひろかずが着る子供服を買いに来た。


その時、女子校時代の友人たちにつかまった。


アタシは、ひろかずを置いて2階のゲーセンへ行った。


その間に、ひろかずが迷子になった。


アタシは…


パニックを起こした。


1階のサービスカウンターに保護されていると言う館内放送を聞いたアタシは…


大急ぎでサービスカウンターへ行った…


アタシ…


ひろかずにひどいことをした…


ああ…


アタシ…


ひろかずに…


またひどいことをしたわ…


ひろかず…


ごめんね…


ごめんね…


ひろかず…


アタシは…


必死になってひろかずにあやまったけど…


ひろかずは泣いてばかりいたわ…


ごめんね…


ごめんね…


ごめんね…


「くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…くすんくすんくすんくすんくすんくすん…」


アタシは、くすんくすんと泣きじゃくった。


さて、その頃であった。


ひろかずは、アタシを探していた。


しかし、アタシを見つけることができなかったのでものすごく困り果てた。


そんな時であった。


館内放送で1階のサービスカウンターにアタシが保護されていると言うのを聞いたひろかずは、おどろいた。


充希…


充希が迷子になった…


オレがちっちゃい時…


充希は、高校の時の友人たちとプリクラ遊びに夢中になっていたと聞いた…


またゲーセンに行ったのか…


多分…


家族連れの人たちに発見されたあと、サービスカウンターに保護されたと想う…


ひろかずは、大急ぎでアタシのもとに会いに行った…


ところ変わって、1階のサービスカウンターにて…


「くすんくすんくすんくすんくすんくすん…くすんくすんくすんくすんくすんくすん…くすんくすんくすん…」


迷子になったアタシは、くすんくすんと泣いてばかりいた。


アタシをサービスカウンターへ案内してくださった家族連れの人たちは、とても心配そうな表情を浮かべた。


しばらくして、ひろかずがサービスカウンターへやってきた。


「充希!!充希!!」

「ああ…カレシでしょうか?」

「はい…ぼくのカノジョがまいごになったので…探し回っていました。」


ひろかずは、くすんくすんと泣きじゃくっているアタシを胸にぎゅっと抱きしめた。


「充希…充希…」

「くすんくすんくすん…くすんくすんくすん…」


結局、ブライダルフェアへ行く予定はお流れとなった。


ところ変わって、イオンモールの2階のフードコートにて…


ひろかずは、泣きじゃくっているアタシに、サーティーワンアイスで買ったアイスボールをそっと与えた。


アタシがアイスを食べて落ち着いた時、ひろかずはアタシに言うた。


「充希…充希はオレを置き去りにして…またゲーセンへ行こうとしたのか…充希…充希…」


アタシは、ひろかずに言うた。


「ひろかず…アタシをみつけた時に…充希…というたね…どうして?」


この時、ひろかずはアタシに女として好きだと伝えた。


「オレ…好きなんだよ…充希のことが…好きなんだよ…ちっちゃい時から…好きで好きで好きで好きで好きで好きで…好きでたまらなくて…どーしょうもなかった…好きだよ…充希が…好きだよ…充希…オレは…女として充希が好きなんだよ!!」


(キュン…)


ひろかずから女として好きだとコクハクされたアタシは、乳房(むね)の奥でしめつけられる想いが生じた。


苦しい…


とても苦しい…


あっ…


アタシ…


アタシ…


アタシ…


アタシの目から、大量の涙があふれた。


ああ…


なみだが…


なみだがいっぱいあふれている…


充希…


うれしい…


アタシは、ひろかずの胸に抱きついてワーワーと泣いた。


そして、ひろかずにカレシとして好きよとコクハクした。


「ひろかず…充希…充希…カレシとして…ひろかずが…だーいすき…」

「充希…」

「ひろかず…充希を奪い取って…ダンナから充希を奪い取って…」


ひろかずは、アタシをぎゅっと抱きしめたあと、髪の毛をくしゃくしゃにしながら言うた。


「充希…充希…充希…充希…」

「ひろかず…愛してる…」


ふたりは、数分間抱き合った状態で名前を呼び合った。


ところ変わって、アタシとひろかずが暮らしているマンションの一室の6畳半の寝室にて…


時は、深夜11時半頃であった。


生まれたままの姿のひろかずと白のTシャツとカーキのスカンツ姿のアタシは、うす暗い灯りが灯る寝室の敷き布団の上に座って、抱き合った。


アタシとひろかずは、抱き合った状態でタンキスを交わしていた。


(ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…)


アタシとひろかずは、胸の奥で高鳴っている鼓動を聞きながら舌をからませている。


(ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…ヌルッ…)


ああ…


アタシのお口の中に…


ひろかずの舌が入った…


(ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…)


ふたりの胸の鼓動が、より激しくなった。


アタシを敷き布団の上に寝かせたひろかずは、アタシの右のくびすじにキスをした。


ひろかず…


ひろかず…


あっ…


ああああ…


ひろかずは、アタシが着ていたカーキのスカンツを強引に脱がした。


ああああ…


だっ…


ダメェ~


充希…


恥ずかしい…


恥ずかしい…


ああああ…


ダメダメダメ…


ひろかずは、アタシが着ていたTシャツを強引に脱がした。


そして、ブラジャーとショーツを無理やりはぎ取った。


アタシを全裸にしたひろかずは、より激しい力で押さえつけて苦しめたあと、身体をグチョグチョに汚しまくった。


あなた…


ごめんなさい…


ダメになった充希を…


許して…

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