死者に安らぎすら失われた時代。ナイーブな筆致で語られる煉獄にて今日も死者は労働に勤しむ。サラッと読める傑作です。
生者の為に死者が働くという世界。語り口も軽快で読みやすくスルスル読める。惜しむらくは、この世界観でのお話の続きが読みたいと感じてしまったので☆2つ捧げます。
死者の魂をデータとして残して死後も働かせることで労働者不足を補うという、ディストピア感が半端ない世界観が最高でした!死者という意味のDEADにDigital Employment After Death、死後のデジタルな労働という英語を当てはめた時点で神作品確定です!他の方が書かれているように続きが読みたくなりました!
死者までをリソースとして使い倒す未来。その先に待つ死者たちの反逆の灯火……。なかなか考えさせられる世界観でした。主人公のその後の行動に想いを馳せずにはいられません。