とにかく外出しないようにし、母も私も家で大人しく過ごす。熱は何度測っても３８度台。

母がつらそうなので、自分が家事をやる。もちろん母のようにはいかない。最低限の家事だ。

皿を洗い、洗濯機を回して、干し物をし、洗濯物をとりこんで、畳む。皿をしまう。料理をつくる。

母は食べたくないようだが、必死にものを口に運んでいる。

父にポカリスエットとプリンやヨーグルト、ゼリーを買ってきて欲しいと頼む。

私も食欲はそんなになかったが、それでも、食べられるものを食べた。

なんだか、大変なことになってきたな、コロナじゃないんといいんだけれどな、と祈るような気持ちになる。

熱よ、下がってくれ、と思うが、解熱剤も抗生剤も効果はないようだった。

母の熱も私ほどではないが、上がってきた。３７．８度。

何より息苦しいという。パルスオキシメーターがまだ届かない。明日には届くはずなので母の酸素量を早く測りたい、と思う。

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