チーレム転生系主人公の親友キャラになったので、主人公の死を全力で阻止する〜お前だけハーレムなど許さぬ〜

野山亜郷

どうやら主人公の死ぬ前の親友キャラになったようだ

俺の名前は界人、外見16歳の中身は32歳の中年だ

隣のこいつは親友の夏宮だ

とまあ、ここら辺で自己紹介はいいだろう

俺は元々会社で働いて居た32歳の童貞彼女いない歴イコール年齢おじさんだったんだ

行っている意味が分からねぇだろ、

そこでだ俺がなぜこうなっている理由を教えよう

それは少し記憶を遡る事約何時間前

その時の俺は今の夏宮と同じような親友がいた、俺はそいつと久しぶりにサシで居酒屋にメシを喰いに行っていたんだ。

時間どうりに目的地の居酒屋について先に入って待っていた、5分ほど遅れてそいつが来たんだ、俺は久しぶりに会ったから酒を浴びるように飲み親友と積もりに積もった世間話やら、親友の家族がの話をしてたわけだ。

そんな話をしているうちに時間はすっかり日が落ちて10時を指していた。

そろそろ帰ろうと外に出たら居酒屋にひとつのトラックが近づいて来て友人が轢かれそうになったんだ俺は家族のある親友を押し飛ばし何とか親友がトラックの目の前から外すことが出来た。

が、俺はそのままトラック俺居酒屋とい感じでミンチになってしまい一瞬凄い激痛を頭によぎった瞬間、俺は意識を手放した。



そして、目が覚めるとベッドの上にいた

下から誰かが呼ぶ声が聞こえる


「早く起きな」

「んん、わかった母さん」


不思議と言葉が出てきた、その瞬間俺の中に界人の記憶がダダダと流れ込んできた

それと俺のいや、ここでは界人のといったほうがいいか、界人の親友の夏宮が俺の読んでたライトノベル

「異世界に転生したらチーハレしてうはうはです」

という名の俺TUEEEE系の無双ハーレム

に出でくる主人公の名前だ


あと俺の界人というのは最初のプロローグから、一切登場しない主人公の前世の親友という1番謎の立場になった

クソ、それならいっその事主人公にしてくれても良くね?

まぁそこら辺は置いといてこいつが死ねば晴れてこいつのチーハレ物語が始まる

しかし

裏山、ゲフンゲフン、全くもってけしからん


絶対にお前だけチーレムなぞ絶対にだ


よし!決めた主人公貴様を徹底的に生かす!

まず手始めにトラックに引かれて死ぬところからだな

たしかあいつが死ぬ日がファンブックにのっていたようなきがする、でも物語にあまり関係ないからすこしおもいだすのは困難だが、俺の記憶能力を嘗めるなよ










思い出した!

7月の5日の8時10分だったはずだ

で今日の日付はと、


7月5日


!今日かよ!!

まぁいい、確か猫を助けに横断歩道からとびでて死んだんだそれなら寄り道して行けばいいじゃない

という訳で



「よっ!夏」

「ん?あぁ、界人か」

「今日、ちょとだけ寄り道しね」

「いまからかい!?普通、放課後とかにそう言うのは言うだろ?なんで朝から行くんだよ、学校遅れるだろ」

「えぇ、いいじゃねぇかよ、今日だけだからさ!」

「はぁ、分かった今日だけだぞ」


夏宮は押しに弱いからなぁ


「よしそれじゃああの駄菓子屋に行こうぜ」

「ん、わかった」

駄菓子屋に入りお菓子を選ぶこと数分

事故が起こる10分をすぎ11分に差し掛かった


「なぁ決まったか?界人」

「あぁ決まったぜ、この口の中がぱちぱちするやつとあと五円玉みたいなラムネにしたぞ」

「先生にバレるなよ」

「あぁ分かっている」

「おい時間やばいぞ!」

「ん、そうだな、走るぞ」


お会計をし外に出て走って学校に向かこと2、3分後

作中に出てくる横断歩道が見えたそこには猫が倒れていてそのトラックの後ろから渋滞してるのが見て取れた。

「ん?なんか事故か?てか、そこ俺らの通学路じゃねぇか!」

と夏宮が聞いてきた

「ん〜なんかあったのか?そうだな!てかそれヤバくね?時間がヤバいし、少し遠回りになるが走るぞ」

と言い、走ること数分後俺らは学校に間に合った

「ふぅ、何とか間に合ったな」

「だな」


とまぁ1回目の死亡フラグは回避出来た


そこからというもの俺は夏宮がトラックに引かれそうな時は手を引っ張り

電柱が降ってきたら危ないから工場現場を避けて死亡フラグをへし折ったり回避したりした

それから








数日後







「界人なんか、最近物騒だよな」

「あぁ、そうだな夏」

そしていつものように横断歩道を歩いていると今回は夏宮ではなく



を狙ってトラックが突っ込んできた

一緒にひかれそうになった夏宮を押し飛ばし俺が代わりに死んだ


また、俺はまたトラックに轢かれて死ぬのかいやでもミンチよりかは痛くねぇな

もう、声も聞こえない

あぁ…もう…喋る気力がない。

それでもこれだけは言いたい

「夏宮…死ぬ…なよ、そして…生きろょ」

夏宮が怒りながら何かを言っている?

すまねぇな。あぁもう














意識がとうのく





















あたたかい?

なぜだろう

あれ?何だ押し出されて

うぉぉぉ


「おぎゃゃゃゃゃゃゃ」

誰が泣いているんだ?

あぁこれオレの鳴き声か


まさか憑依じゃなくて転生ですか次は

でも待てよこれもしかして

「異世界に転生したらチーハレしてうはうはです」の世界の可能性があるのでは?もしかしてチーハレ出来ちゃうのでは?

ひゃっはぁぁぁ!


16年後



現実は非情であるオレは男ではなく女になってしまった

しかも155cmの銀髪美少女に生まれ変わってしまった

名前はキリカ 家名はない

しかも隣には幼なじみイケメンとヒロインである美少女がいる。

そして、そのイケメンは「異世界に転生したらチーハレしてウハウハです」の主人公だ、この主人公は転生と言ってもあの世界で生きていたら、生まれてくるはずのない主人公だ、ならなぜ、お前は死んでんだよ!


しかも15の時この世界では成人の日にあいつはオレに対して「俺、実は前世の記憶があるんだ」て言われた、そこから怒涛の前世は夏宮でしたお明かされた

全てを話し終わったときに

主人公にこう言われたんだぜ

「お前も俺と同じように何か隠してないか?」

ってだからオレも前世の事とのその前前世のことを喋ったんだよ

そしたらあいつなんて言ったと思う?

お前もしかしてヒロシか?だぜ

さすがオレも驚いて


「はぁ?もしかしてお前金谷?」

「あぁ、そうだ」

「てかマジで?」

「まじもマジけど俺は前世の記憶もあるが前前世の事は少ししか覚えてないけどな」

「そ、そうなのか、ていうかどうしてそんな重要なことをオレに教えたんだ?」

「お前のことが好きだからだよ」

「え、キモ」

(オレ元々男だぞキモいな)

「建前と本音どちらも酷い、しかしだ、俺はお前を諦めないからな」


そう言われ顔が熱くなる。



「はぁ、ば、バカヤローそんな事言うなよもうひとりいるだろお前にベッタリな美少女が」

「あぁ、けどな、俺はあの子のことを好きではないんだ、だからあの子の気持ちを諦めるように俺から頼む、俺はなお前だけが好きなんだ」

「やめろよ、気持ち悪い、てか理由はあんのかよ」

「あぁ、最初は、気が強い子だと思っていたが、さりげなく誰にでも優しくしたり

そして俺が、虐められている時にも助けてくれた時からだ、それといまさっき、この恋が確信に変わったすきだ、キリカ」

そうだこいつは顔がイケメンだからと言う理由と

ヒロインとオレのせいで男どもにいじめられていた

「っ!」

みるみるうちに顔が赤くなってるのがわかる

「これから、頑張って墜とすからその時まで待っててくれ」

「だだ、れ、が、墜とされるかよばーか」


まぁそんな感じで色々あった、

そんな訳で、今絶賛堕とされ中

誰か助けて

俺の受難はまだまだ続く

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

チーレム転生系主人公の親友キャラになったので、主人公の死を全力で阻止する〜お前だけハーレムなど許さぬ〜 野山亜郷 @noyamaasato

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ