第3話  今

それはある男の子との写真だった。


「ねえ、この人誰」


私は、何も考えずに知らない男の子の名前を聞いていた。

ふと我に返った時、私はとても恥ずかしいかった。

名前を聞いても多分知らない人なのにどうして名前を聞いてしまったか自分でも意味が分からなかった。

だから、

「あ、何でもない」と言った

あゆかは私の目を見て言った

「ああ、これは七星の家の近くの人」


七星とは小学校の時隣町から引越してきた男の子だ。私は全く話したことが無かったのでこれ以上何か聞こうとは思わなかった。







そして今、私は鱗花うろこばな中学の3年6組の生徒である。中学に上がってからは今までとても普通、



なはずだった





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君があいつと笑っている時に私はきっとインスタを見てる sora @nana_tata

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