第2話 過去2

 私は見てしまった、お母さんの涙を

お父さんになった人はお母さんの隣にいた。

その時はまだわからなかった、親が話している内容なんて。

その時11歳だった私は次の日お母さんに聞いてみた

「ママ昨日泣いてたよね、どうしたの?」

お母さんは言った

「雫、ママとパパ実はこれから韓国に行ってお仕事しなきゃいけないの。だから、

一緒に韓国行かない?」

私は嫌だった、なぜならせっかく出来た友達と別れなければいけないからだ

「ママ達は韓国に行かないといけないのは分かるけど、どうして一緒に私も行かなとダメなの?」

お父さんになった人が言った

「なら、雫だけここに残るかい?」

「そうしたい」

今から考えてみたら11歳の女の子が親から離れるなんて、絶対に嫌がるだろう

なのに私は自分から親と離れたいと言ったのだ。きっと親はショックだったと思う。



そこからの記憶はあまりない

自分がいままでが今までどうやって残りの小学校生活を送ったか、生活はどうしていたかあまり覚えていない

元々、お母さんと仲が良い60代くらいの家政婦さんがいたからその人に全てのことをやってもらっていたからきっと大丈夫だった




中学にあがるまえ親友あゆかの家に行った時私はある写真を見た

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