第30話 あとがき
最後までお読みいただき、ありがとうございました。少々短めのお話でしたが、ぶっきらぼうな遼悠と、前向きで元気な瀬那との恋物語はいかがでしたでしょうか。
この小説を最初に発表した際、試合中に瀬那が遼悠の指に絆創膏を貼るシーンが描かれていたのですが、読者の方から「昔は試合の時に投手の指に絆創膏を貼るのは違反だったが、今はどうなのか」というご質問をいただきました。調べてみましたが、最近の情報はなく、分かりませんでした。情報不足で申し訳ありません。先日、アメリカの大リーグでは投手の手に滑り止めのような物がないかどうか、時々チェックが入るという情報を得て、おそらく絆創膏はダメなのだろうと。その読者の方のお話ですと、絆創膏がダメなので、接着剤を使っていたという事でしたが、それなら液体絆創膏ならいいのだろうと思い、書き直させていただきました。
このお話では、投手である遼悠の指に絆創膏を貼る、という動作が重要な鍵というか、要素になっていまして、ご指摘をいただいても俄に変える事が出来ませんでした。しばらく期間を置いての書き換えになりました事、お詫び申し上げます。とはいえ、何度も読み返す方などいらっしゃらないでしょうから、このお詫びは無意味かもしれませんね。それよりも、いきなり試合中だけ液体絆創膏が出てきたのに、なんの説明もないのはおかしいかもしれません。あまり自信のない事でしたので、さらっと書かせていただきました。むしろそちらをお詫びした方がいいですね。
初めて野球のお話を書きました。案外スポーツ物も書けるものですね。でも、実際に野球の経験がおありの方は、読んでみていかがでしたでしょうか。よろしければ、感想などお寄せいただければと思います。
それでは皆さま、またいつかお会いしましょう。
マネージャー 夏目碧央 @Akiko-Katsuura
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