末っ子シリーズ第6作目、「根っからのアイドル」が完結してからほぼ一週間が経ちました。読んでくださった皆様、ありがとうございます。
シリーズ化してここまで続いているのは「末っ子」だけで初めての経験なのですが、例えば水戸黄門のように、シリーズ化すると物語がパターン化するものなのかな、と思いました。
第5作目は、主人公レイジが「声のいいやつには要注意だ」と心配性炸裂して終わったので、その心配が的中したか、という内容で6作目を書こうと考えました。そして、ヤナセというアニメの主人公の声を担当していた声優がライバルとして現れるのですが……。
ここからはネタバレ注意!
電話の向こうでチョイチョイ聞こえてくるヤナセの声に、レイジはイライラ、不安を抱きます。とうとう「俺とヤナセとどっちがイケメン?」なんてテツヤに対して声を荒げます。そして、ヤナセの写真を見せてもらったレイジは「なーんだ」と(笑)
このオチと言いますか、「声」で心配したけれど「見た目」で安心するという結末を最初に考えました。そうしたら、5作目と6作目はほぼ同じ分量になりました。
5作目「アイドルの墓場」では、同じアイドルグループのメンバーから好かれてしまったレイジが困っていると、テツヤがサプライズでやってきて浮気か!と誤解され、その誤解を解くという内容でした。内容は違えど、浮気問題が浮上して、会って愛し合って解決する……なんかパターン化していますね。
そういう物なんですかねー。でも、パターン化すると上手くまとまった気がして、勝手に自己満足しています。
ただ、どうも2万文字で定着しつつあり、短編には長すぎて長編には短すぎ。カクヨムコンに出せないですねえ。2作目は頑張って削って短編賞に応募したのですが。
以上、連載が終わっての心境を呟いてみました。ありがとうございました。