花いっぱい運動は三人の我が子たちも
学校行事で参加しておりました。
授業参観に行くと
玄関先や校庭のあちらこちらに
マリーゴールドやサルビアの花々が咲き誇り
優しく迎え入れてくれたものです。
そうだったのですね。
たった一人の教師が始めた草の根運動が
全国に広がる。
こういったカタチでの
悲惨で無益な戦争に対するアプローチ
もあるのですね。
そして荒廃した一人一人の心に花開き
種を落として再び花開く。
先ほど、子供たちに花いっぱい運動の始まり
について知っているかたずねたところ
三人とも答えられませんでした。
学校では経緯をキチンと
話してくれたのでしょうか。
いや、もしかして子供たちが
忘れているだけなのかもしれませんが。
日常で見落としている大切なこと。
忘れてはいけないこと。
上月さんの小説の中にはたくさん
散りばめられていて
一つ一つを大切に胸に刻みつつ
拝読させて頂いております。
作者からの返信
ご懇切な応援コメント、とてもありがたく拝読させていただきました。
拙作をそこまで真摯に受け止めていただき、さらにお子さまたちにもお話いただけたとは何とも面映ゆいですが、拙い作品を書いて本当によかったと思っております。
花いっぱい運動について、いまや本拠地でも知っている人は少ないようです。
公園や国道端の花壇づくりも、行政の指導で、仕方なくやっているかも……。
何事も初心を忘れると形骸化するという見本のような、残念な現状ですが、ご指摘のとおり、学校で教えてくださったら、世代から世代へと当初の精神が伝わっていきますよね。
心に染みるお言葉、本当にありがとうございます。<(_ _)>
そうなんですね。
いまは、日本中で綺麗なお花が咲き、花を見るためにお出掛けすることが出来たり、ちょっと散歩するだけでも、季節の花を眺められて皆をいやしてくれますが…
それは、そんな素晴らしい活動があったからなのですね。
作者からの返信
あきこさん、そうなんです、これは実話で、いまも現地で語り継がれています。
どんな時代にもすぐれた心の持ち主はいるんだなあと、しみじみ思わせてくれるエピソードですよね~。