通勤途中
三枝 優
通勤
<Side 栄子>
今日も、あの人を見ることができた。
毎朝、この駅前を通る人。
通勤と思われる、通り過ぎていく姿。
いつも、急いでいるのか足早に改札に入って行ってしまう。
一目惚れ。
彼を見るだけで、胸の奥が熱くなる。
彼も見るだけで、幸せな気持ちになるのだ。
<Side 瑛太>
また、見られている。
いつも、駅前を通るたびに視線に気が付くようになった。
なぜ、そんなに僕のことを見てくるんだろう。
あの、いつも睨んでくるお巡りさん。
僕はそんなに、怪しくみえるんだろうか。
思わず、足早に通り過ぎる。
早く、駅に入らなきゃ。
逃げるように改札を通り抜けるのであった。
通勤途中 三枝 優 @7487sakuya
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます