第48話 キュートな妹たちと・・・
あお「いくよっ!フレ!フレ!たっくみん!フレ!フレ!あいちゃ〜ん!」
あい「あい!あーがちょ!」
たく「あっかわらず愛央ってチア上手いな」
あい「ねーねー、だっこー!」
あお「たっくんったら・・・ふふっ。あいちゃん!おいで!」
あい「あーい!」
こんな感じで土曜の朝は過ごしていた。あと3ヶ月でチア部引退の愛央は、かなり厳しい部長ではなくみんなを愛央が励ましたり褒めたりしてとても良い部活になっていた模様。そんな愛央にも土日恒例の楽しみがある。ポンポンを戻して、ワンピースに着替えてくると・・・
あお「たっくん!」
たく「よし行こか。あそだハーフアップ作ってやる」
あい「ありがとう。どこいくの?」
たく「あいちゃんの好きなところ」
あお「ぷにぷに♡」
あい「きゅぴ〜♡」
あお「飛びたい?」
あい「や!ねーねーにぎゅーしてもらうでしゅ」
あお「じゃあお姉ちゃんと(´。>ω<)ぎゅー♡」
あい「(´。>ω<)ぎゅー♡」
あお「たっくんも!ちゅっ♡」
たく「やめろ顔赤なるわ」
あお「今日は電気屋さん行くんだよね」
たく「うん。そこに行って色々家電見るよ」
あお「あいちゃんは何が見たい?」
あい「せんたくき!」
たく「ほーめずらひ。んじゃあ洗濯機、見ようか」
あい「あーいー!」
あお「うん!」
さてと家電量販店にとうちゃぁく。あいちゃんのスピードはさすが。と言いたいところだけど流石に今日は愛央の頭の上に乗っかってる。なので3人でゆっくり回ることにした。
あお「愛央がとにかく洗濯物多いから・・・5kgは必須じゃない?」
たく「今度のGW確か9連じゃん。んでそのあたりで店長こと近所のおじちゃんに休んでいいよって言われたから俺君津行くんだけど愛央行くべ?」
あお「うん!」
たく「そんときにばあちゃんの洗濯機見てみよ。そしたらどのくらい必要なのかわかるから」
そして色々なものを見ていつものように帰ってきた。いつもの俺らのデートに比べたらだいぶ規模が小さいけど、回るだけならこれで良しという感じだ。
その日の午後は家で過ごすことにした。あいちゃんは俺のパソコンデスクの上で俺が昔遊んでた電車を転がして遊んでる。愛央はいつものようにポンポンを持って、パソコンの前に座る俺を応援している。そんな中、文書作成をしている俺にいきなりあいちゃんが泣き出してしまった。
あい「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん」
たく「ちょどしたの。まさかお腹すいた?」
あい「きゅぴ」
たく「そらおいねぇ、あに食わせよ」
あお「愛央買ってきたほうがいいかな?」
たく「でも愛央はチアの練習やらないといけないでしょ?」
あお「愛央は大丈夫っ。たっくんがお世話しているのを見るとたまに手伝いたくなるんだ」
たく「んまぁいっかぁ。ちょっとまってね」
俺はこういうと、財布に入っていた現金1万6000円(全て千円札)から2000円を愛央に渡して、買いに行ってもらうことにした。預金7桁の俺からしたら少ないと思うけど愛央からしたら大金。だからそのお金であいちゃんのおやつと愛央のスイーツを買ってきてもらうことにした。
あお「じゃあ愛央買ってくるね!」
たく「悪いね。ありがとう」
あい「ねーねー、あいたんつれてってー」
あお「もう、しょうがないなぁ。行く?」
あい「やった〜!行く〜!」
あお「たっくんは何か買う?」
たく「俺は後でバイトだからその時まで大丈夫」
あお「そしたら愛央があとで(´。>ω<)ぎゅー♡ってしてあげるからね!行ってきまーす!」
たく「はいいってらっしゃい」
そして12分後、愛央とあいちゃんが帰ってきた。何買ったんだってくらい量が多いけど。
あお「ただいま〜!」
たく「おかえり。っておい、何買った」
あお「えへへ~、いっぱい買っちゃった。おなかすいちゃってたから」
たく「腹減ったからってそんな買うかよ普通」
あお「いいじゃ~ん。お腹すいたんだもん」
たく「ばかめ・・・いくらだよ結局かかったの」
あお「1520円!安いでしょ!」
たく「は!?そんなに買っていちごーにれい!?アホみてーに安いじゃん」
あい「たったー、おちごといかないの?」
たく「おっ?あ、ちょうどよかった。ありがとねあいちゃん。愛央、俺行くね」
あお「ねぇ待って!」
たく「なに?」
あお「(´。>ω<)ぎゅー♡」
たく「忘れてた。よしよし。じゃあ行くよ?満足した?」
あお「うん!」
そして俺は愛央たちを置いて反対側にあるバイトの事務所へ行ったのだった。
琴乃家の日常 3rd Season 小糸匠 @koito_2716
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