エピローグ
「ねぇねぇこの本また読んでぇ〜お母さん!」
「またこの魔王と勇者の物語読むの?これで何回目よ、まぁいいわ読みましょう」
「わーい!やったぁ!私もこんな勇者になりたいなぁ」
「えぇ本当に勇者になりたいの?この勇者って実はひいおじいちゃんの話なのよ…最後は聖女様と結婚してその子孫が私達なのよ」
「えぇ〜!そんなの嘘!あのおじいちゃんとおばあちゃんが勇者と聖女様なの?まだ信じられないなぁ」
「まぁそうね、でもこの本の物語に出てきたヒノキの棒って本当にあるのよ?それにそのヒノキの棒…」
「持ってるの!?見たい見たい!本なんて後ででいいからみたいよー!」
「落ち着きなさい、このヒノキの棒はあの勇者様にこっそり渡されたの、使えるかわからないけどもしも使えば子が居たらその子に渡してって」
「へぇ〜、触ってみてもいい?」
「いいわよ、この木箱に入ってるわ」
パカっと開いた箱には埃を被ったヒノキの棒があった
「へぇ、これが勇者が使った武器?なの?ただの棒に見えるけど」
「そうなの、これは一見ただの棒に見えるけど実は女神様の加護が付いてて凄く強かったのよ、ただそれは相応しい人にしか反応しないの」
「そうなんだ!これがあの本に出てきた勇者の武器かぁ…私がこの武器使えたりして!何ちゃって!」
その瞬間ヒノキの棒は激しく輝いた
「え?待って何したの?その武器凄く光って女神様の加護が感じるんだけど…?え?」
「あれ?な、何でだろう?凄く力を感じるよこの木の棒!凄い凄い!外出て遊んでくる!」
「あっ!コラ!その武器で外に出て暴れるのは絶対ダメよ!それだけは大惨事になるから!待ちなさい!」
そうして平和な日常は毎日続いていくのであった……
ヒノキの棒のチート勇者〜魔王倒してハッピーエンド〜 ずんだもち @zero0502
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