久しぶりに時間が空いたので読ませていただきました。
本当であれば、切りの良い辺りまで読み進めてからコメントを打つつもりでしたが、スサノオの登場に興奮が止まらず、早速書き始めた次第です。
さて、スサノオといえば、ヤマタノオロチ対峙で有名ですが、その際の条件により、クシナダヒメを妻にしています。
その伝承をなぞるとすれば、今後の展開として、ヤマタノオロチにゼドーーつまりはヨルムンガルドの大蛇を当てはめる事が出来ると予測しています。
流石に主人公ゼドが対峙される事は無いでしょうが、スサノオとの対決は間違いないでしょう。
また、シーナはクシナダヒメであるのに、作中では上位の豊穣の神として語られています。
本来の古事記のクシナダヒメはスサノオの妻、もしくは稲穂の神という程度しか語られておらず、この妙に高い位の理由が不思議としかいいようがありません。
そこでもう一つ、スサノオと豊穣の神が絡む逸話を思い出しました。
スサノオがアマテラスに絶縁された際、作物を献上して機嫌取りを試みる話があります。(もしくは食物を乞うたともされる)
そして豊穣の神のオオゲツヒメより作物を授かります。
しかしながら、その食材はオオゲツヒメの身体から作られている事を知ったスサノオは、不潔さに苛立ってオオゲツヒメを殺してしまいます。
このように考えてみるとシーナはクシナダヒメであり、同時にオオゲツヒメでもあるのではないかとの考察が出来ます。
この説は現段階だと可能性が極めて低いです。
しかし、そうであった場合は、考えたくはありませんが、今後、シーナの死もしくはそれに類似する展開が待ち受けているのではないでしょうか?
また、オオゲツヒメが死んだ際、その死体からは多種多様の作物が実ったとされます。
それがこの作品でも使われた場合、最終的に悪意の毒に侵された不毛の地インフェルノに所謂春が訪れ、植物が生い茂る展開等も考えられます。
……どれも推測でしかありませんが。
この【聖書で牙を裂く】はとても考察が捗る内容で、その語彙力の高さも相まって、読んでいるだけで高揚感が止まりません。
これからも引き続き読ませていただきます!!
なお、未だにゼドとシーナの名前の由来が検討も付きません。
もし、これまでの話にヒントとなる描写があるのでしたら、「どの辺を見たらいい」程度でいいので、お教えいただきたいです。
作者からの返信
影城さま、こんばんは!
え〜、なんと就活も佳境に入ってきた作者でございます笑笑 影城さまの素敵なコメントに、いろんな意味で元気をもらいにきました笑笑
いつもお返事が遅くてすみません、早く夏が来て、たくさん作品読みにいけたらなあと思う日々です笑笑
影城さまはスサノオファンなのですね☺︎ 影城さまの作品のヒロインの名前を見て、納得しました(あたって、る…?笑笑)
いやあ、さすがはスサノオファンというか、日本の神話にも精通したお方の考察は痺れますさね!笑笑 ほんとすごい。すごくてすごくて、溜息でます。
今は幼少期編を進めていますが、幼少期編の最後の方にはスサノオもたくさん登場しますし、青年期編にもしっかり出しますので、良ければ楽しみにしていてください!
言葉を浴びせられる者が人間であっても、悪意ある言葉なら心に傷を受けますよね。
それが荒れ狂う水となる表現がとても好みです。
むしろ今の現代社会こそが、ネット社会で荒れ狂う言葉の刃舞う時代なのでしょう。
作者からの返信
鋼鉄の羽蛍さま、こんばんは☺︎こんな素敵なコメントに、お返事が遅れてしまって、申し訳ないです(T ^ T)現在就活生でして…(にしても遅いですよねすみませんっ)皆さんへのお返事をすっかりストップしてました💦
鋼鉄の羽蛍さまはいつも、こういう含ませた意図を汲み取ってくださるので、うきうきで設定を考えてしまいます(*´꒳`*)笑
私もここの表現は結構気にいっています。目に見えないものを視覚的にうまく表現できたら、インフェルノらしい情景に組み込めたらいいなあと思い、作ってみました☺︎笑
編集済
コメント失礼します!
言葉一つ一つから感じられる描写がほんとにとても素敵で……!言葉じゃ全然表せないのですけど、私もこんな文章が書けるようになりたいなぁと、そう思いながら読ませていただいております。
場面やキャラクターの動きが想像できてとても楽しいですね。シーナの可愛さと無垢さにほんわかしてます笑
前話のところ、ゼドのもとへ走る姿がとても良かったです!😊
ゆっくりになってしまうかもしれませんが、これから先の続きも楽しみに読ませていただきます。応援しています!
作者からの返信
藤橋さま コメントありがとうございます☺︎
丁寧に読んでいただき、そしてこんなに褒めていただけて、とても嬉しいです!文章はだいぶ我流なので読みづらくないかいつもやきもきしているのですが、そう言っていただけて、本当安堵しました(*´∇`*)
シーナもゼドもこれからますます活躍するので、楽しんでいただけたら幸いです!
インフェルノにも、いい人(神)たちはたくさんいますよね。
二人が無事で良かった。ゼドって、たくさん味方? を持っていますよね。人間関係築くのが上手そう。
言葉の奔流の発想がすばらしかったです。
作者からの返信
そうですね!ゼドは天性の人たらしってやつです♡笑
邪神達にとって、魅力的な神様ってことですね!
ありがとうございます!冷たい言葉の引き起こすこと?と、ダークファンタジーらしい河海があればいいなぁ、と考えを捻り出しました!!笑
あと、Ifさまのプロフを拝見したのですが、グロいのがダメということで…💦
福音-ηの末〜κくらいまではグロい描写あるので、Ifさま大丈夫かしら?と😭どのくらいからダメかによりますが、もし少し見てダメそうなら読み飛ばすとかした方がいいかもしれません…
薔薇の花言葉
いろいろと想像が捗りますね。
666にちなみ、999本の薔薇とか素敵だなぁと妄想してみたり(笑)
作者からの返信
わ、めっっっちゃいい♡ww
(考えていなかった作者笑)
Kさん天才です!
それ取り入れてみたいですけど、どこにも登場させられるシーンないし、もったいない…笑笑
天界の人より地獄の人の方が良い人そう定期ですね…ケートスの翁、ダンディ過ぎる…!
そういえば、シーナは倭神なのに英名なんですね。そういう世界観なのかと思ってましたが、素戔嗚は普通に素戔嗚だし…それとも、素戔嗚にも字があって、そっちは和名なんですかね?ぽんず、気になります。
先日は私の拙作にご訪問下さり、ありがとうございます。私も楽しんで読ませていただきます!
作者からの返信
ケートスのかっこいいシーンはまた出てくるので、お楽しみに!笑笑
おおお、そこに気付かれましたか! 深い理由はないのですが、後で話に出てきます✨
いえいえ、web小説を読むのに慣れていなくて、すごい遅いのですが、どこかでまたコメントレビュー等残させていただきたいです❤︎
他者の善意は、時として己に嫌な部分と向き合うことを強いますね。なぜかと申せば『まっすぐだから』。嘘のない事実は強力な武器にもなりますが、己に向けば弱さを抉る刃にも。そこでなお表裏なく一貫できるならば心に強さを宿せますし、他人の表裏を許せるなら優しくもなり得ます。それは裏を抉り出す痛みを知ればこそ。
ゆえにゼドもシーナもいずれ抉る痛みと、さらにはその痛みを呑む一貫へ突き進むことになりそうですが、果たして。
これからも頑張って下さい!