運命の引き合わせ

最初にいた村にワープした私達。懐かしさがあったのでしばらくはここで暮らすことにした。

そしてこの村は私達のキャンプ普及の活動により、経済的には潤っている。

村長「お陰様でこの村には収入が入って来て、助かってますよ!」

夢莉「ありがとうございます!お世話になったこの村には恩返ししたいので頑張ります!」

陽那「私達の活躍でこの村はさらに発展して行くよー!」

村人「おーーー!!!」

ここでの陽那の人気は凄い。そうして今日はお祭りになる事が決まった。お祭りには様々な創作料理、手作りキャンプ道具の販売、私達のお土産話と盛りだくさんだ。

創作料理はキャンプならではの知恵が多かった。洗い物を極力少なくする、皆で力を合わせて作る。これが大きなポイントだ。

手作りキャンプ道具は丁寧に作られていた。耐久性に優れ、魔力が込められている素晴らしい代物が格安で販売されていた。

そして一段落したら村人が私達の旅での話を聞きたいと言ってくれた。そこでは標高の高い地域でしたキャンプや、1年を通して雪が降っている地域の話、そしてモンスターと一緒に一夜を過した事を話した。

村人「モンスターと過ごすなんて…僕達の常識が崩れますよ」

陽那「そうでしょそうでしょー?でも凄く良い感じだったよ!」

夢莉「陽那はすぐ仲良くなっちゃうからねー、怖いもの知らずだよ(笑)」

村人「ほんとに凄いことです」

陽那のその力は私も欲しいくらいだ。

話は弾み、子供たちは寝てしまった。それを見て村長は真剣な顔になった。

村長「実は、この村の"リート"が病気にかかったんです」

夢莉「リートさんがですか?お見舞いに明日行きます」

村長「それが……そんな悠長な事を言っている場合ではない病なんです」

陽那「そうなの?!なんで早く言わなかったの?」

村長「子供達にはただの病気だと説明してるので…」

夢莉「そういうことですか、効く薬はありますか?」

村長「一応、でもそれも少なくなってきてます。ドュード火山にある薬草です」

夢莉「ドュード火山か、分かりました明日出発します」

村長「遠いですけど大丈夫ですか?」

陽那「2人なら大丈夫だよ!」

カルカ「俺も行くぞ!力仕事は任せて欲しい」

夢莉「カルカ、ありがとう!」

そうして急遽3人で遠くのドュード火山に薬草を取りに行くことになった。





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

異世界キャンピング! @chachamaru0814

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ