テレポートはどこ行くの?

ロイたちと別れを告げて、新たな街に向けて出発した。すると、「格安テレポート」と書かれた看板を目にした。

昔から「安いものは気をつけろ」とおばあちゃんに言われてたので、初めは無視していたが行く宛てもなく、途方に暮れるのが怖くなって利用させてもらう事にした。

テレポートの魔法を使うのは"ゆーちゃん"という怪しい名前の魔法使いだ。

ゆーちゃん「あ、ありがとうございます!初めてのお客様です!」

夢莉「ちなみにいつからやってるんですか?」

ゆーちゃん「半年前くらいですねー」

陽那「怪しすぎるよ!」

ゆーちゃん「でも大丈夫です!自信あります。でもコースは1つしかないです」

そのコースは"ランダムテレポート"だった。

夢莉「それしか無いなら良いよ。人思いにやってね!」

ゆーちゃん「よし!いきます」

その瞬間凄い魔力が体を襲った。そうして目を閉じた。

目を開けると、そこは見なれた村だった。

夢莉「あれ?ここって?」

陽那「初めて来た村だよね?」

そう、ここは一番最初にいた村だったのだ。

村長「おお!君たちは!懐かしいなー」

夢莉「村長さんお久しぶりです」

陽那「お久しぶりですー」

夢莉「みんな楽しそうにキャンプしてますねー」

村長「お陰様で楽しんでいますよ!そしてキャンプグッズが沢山売れますよ」

それを聞いて私たちは凄く嬉しかった。

陽那「あー!カルカ久しぶり!」

カルカ「おー!お前ら久しぶりだな!」

夢莉「あんた良い感じに楽しんでんじゃん!また勝負する?」

カルカ「もう懲り懲りだよ。」

カルカはあの後キャンプにさらに没頭して"ワイルドなキャンプ"を極めたらしい。そしてそれをみんなに広める活動をしている。

カルカ「その代わりにお前らにもワイルドキャンプを教えてやるよ!」

夢莉「ふーん。興味深い!教えてよ!」

陽那「わたしも!」

そうしてカルカのワイルドキャンプ講座が始まった。

しかし、みんなすぐに限界が来てしまった……


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