後編
「もう夕方だよ?みどり帰らなくて大丈夫?」
「うん。ご主人様の家に泊まる」
「私の家に貸せるような服とかあったかなー」
「それは大丈夫だよご主人様。持ってきてるから」
なんか最初から泊まるつもりで持ってきてない?まあいいや。みどりが別に大丈夫って言ってるし
「そ、そう.....」
「そうなの。だから泊まるね」
「うん、わかったよ」
「やったなの。じゃあ、このあとどうするの?」
「なにもする事がない......」
そう、もうやることがないのだ!どうしよう、どうしようどうしよう。やることがないやることがない。ご飯でも食べるか....?うん!そうしよう...!そろそろ時間だしおだし
「そろそろ晩御飯の時間なので、作ります」
「そうなの?何か手伝うことある?」
「大丈夫。待っててね」
「うん、わかったの」
私は部屋から出てキッチンに行き、冷蔵庫から食材を取り出し、作り始めた。
そのころみどりはというと
「暇だしテレビでも見よ」
そう、テレビを見ていた。見ていたテレビの内容はとういうと
『民衆から集めた資金を旅行をするために使った野々宮龍五郎が今現在記者会見を開いているようです。』
よくわからない人の記者会見を見ていた。
『えー、この度は民衆から集めた資金で旅行をしたことにたいし謝罪をさせていただきます。私は旅行が好きなんです、だから旅行をしたんです。今の世の中、旅行をすると襲われる。だからこの世の中を変えようと文字通り私が立候補してぇ.....うぅはーあふぁーああーふぁー、あぁーこの日本』
何これ?なんで号泣してんのこの人.....うわぁ.....ち、違う番組を
『あのカップルに聞いてみましょう』
ブツッ
私はテレビの電源を切り、唯花の布団に寝転がった。そして、寝た。
私は料理を作り終わり、みどりを呼びに行った
「みどり、ご飯出来たよ!ってあれ?寝てる.....可哀想だけど起こすしかないよね.....」
私はみどりを起こそうとした。
「起きてーみどり!ご飯冷めるよ」
「っん......ふぁ~、ひゅむー.....ん、あれご主人様もうご飯できたの?」
「う、うん、で、できたよ」
「みどりは先に行っといて」
「うん、わかったの」
みどりは私の部屋から出て行った。
「可愛いな.....って何を考えてるんだ私。落ち着け、落ち着くんだ私。とりあえず、行かないと」
私は部屋から出てリビングへと向かった
「ごめんみどり。待った?」
「大丈夫なの。早く食べよご主人様」
「うん」
私は椅子に座った。私とみどりは手を合わせ
「「いただきます」」
「ご主人様の料理美味しいの」
「そ、そうかな.....!」
「そうなの美味しいの、いくらでも食べれるくらいに美味しいの」
「て、照れるな///」
それから私とみどりは食べ終わり食器を洗った。それから洗い終わり、私は冷蔵庫からケーキを取り出した。
「みどり、ケーキ食べよー」
「食べるー!」
私はケーキを六等分にし、その一つをみどりに分け、もう一つは私の皿にのせた。
「このケーキ美味しそうなの。ご主人様食べていい?」
「うん。いいよ」
私がいいよと言うとみどりは食べ始めた。
「モグモグ~、これ美味しいの!ご主人様食べないの?」
「ううん、ただみどりがケーキを食べる姿を見てるだけだよ」
「そうなの?まあいいや」
みどりはケーキを食べた。するとみどりがフォークで刺したケーキを私に近づけてきた。
「ほらご主人様、あーんなの」
「で、でも私のはあるし、それみどりの分でしょ?」
「大丈夫なの。ほらあーん」
「あ、あーん。もぐもぐ、美味しい.....」
「そうでしょ?ほら早くご主人様も食べるの。私は部屋に戻ってるの」
「う、うん」
みどりは部屋に戻っていった。その後、私はケーキを食べ終え部屋に戻っていった
「風呂どうするの?ご主人様」
「みどり先入ってていいよ」
「わかったの」
みどりが部屋を出て行った。
「クリスマスプレゼントどうしようかな?一様あるけど.....」
私が考えているとみどりが部屋に戻ってきた。
「ご主人様入ってきたいいよ」
「うん、わかった」
私は部屋から出て行った。
よし、唯花行ったよね
「クリスマスプレゼントどうしようなの。一様あるけどプラスで何か追加しようかな。とりあえず、ご主人様が来るまで待つの」
なんで私は相変わらずメイド服着てるの....まあ、いいの。幸せならオッケーですって言う人だっているし大丈夫なの
数十分後
唯花が部屋に戻ってきた。
「ご主人様、あのサンタコスは?」
「さすがに許して.....」
「まあ、いいの。」
「あ、ありがとう....!」
「みどりは相変わらずメイド服だけど着替えないの?」
「大丈夫なの。このメイド服はさっき着てたのとは違うのなの」
「そうなんだ。そうだみどりに渡したいものがあるんだけど....」
「そうなの?」
「はい!これ」
「これはヘアゴム?」
「あともう一つあるんだけど」
唯花が渡してきたのはパーカーだった
「はいパーカーね」
「あ、ありがとうご主人様」
「私からも渡したいものがあるの」
私はバッグから取り出し、唯花に渡した。
「はいご主人様。パーカーなの」
「ありがとう....!みどり」
「あともう一つあるの」
「はいご主人様」
「これは何?みどり」
「『何でも言うことを聞く券』だよ。だから使っていいの」
「じゃあ、使うね」
「はいなの」
「私と一緒に暮らしてください」
「はい、いいの」
「大丈夫なの?親とかに心配されない?」
「大丈夫なの。親からは許可が出てるから」
「そ、そうなんだ」
「なので、これからもよろしくねご主人様」
「こちらこそよろしくみどり」
そして、唯花とみどりは寝、今年のクリスマスがおわったのである
唯花とみどりのクリスマス 宮乃なの @yumanini
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