「人に歴史あり・・。」 バラエティー番組だったかお笑い番組だったかのタイトルか何かの言葉だったと思いますが、ふと頭に浮かびました。
梅雨時に合うしっとりとした話でした。 人それぞれに人生がありますが、心残りがあるのでしょうか?切ないですね~。 Oさんがこの通りに現れると言うことは、Yさんに打ち明けておきたかった何かがまだあったのかもしれませんね。
死んだら生前の事は水に流して迷わず極楽に往生して欲しいですね。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
そういう番組ありましたね笑
皆さん仰ってますが、怖いというより寂しく悲しい話になってしまいました。
何か伝えたい事があっても言葉で言えないから、背中を向けて出て来るのかも知れませんね。
いずれ自分たちもあの世に行くわけで、なるべく未練を残さずに死にたいですね。
この行為が、Oさんにとってどんな意味があったのでしょうか。
繰り返すこの行為自体には意味があるとは思えず、ならばこの時にOさんが考えていたこと、感じていたことが、強く想いとして残ったのでしょうか。それは家族とのことだったのだろうと推察しますが、裏を返せば、仕事帰りのこの思索以上に強い想いを喚起されることのないOさんの人生が哀れに思います。
怖いというより、胸を締め付けられるような悲しみを感じる幽霊です。
作者からの返信
さっそくお読みくださりありがとうございます!
幽霊とは残留思念だと言われますが、強い思いを喚起された所に現れるなら、仰るとおりOさんにとってはこの思索の道こそがそれだったのでしょうね。
孤独な中年男性は増えてるし、個人的にも孤独死は他人事じゃありません。
孤独な人生であっても、Yさんのようにそっと眼差しを向けてくれる人がいたら、少しは慰めになるかも知れませんね。
人の背中には幾多の人生が垣間見えると、何かで読んだことがあります。
Yさんはそれを不思議な体験を通して感じ取ったのでしょうね。
逆にOさんは生きていて生霊が商店街を……なんてちょっと想像しちゃったりして。
哀愁あるお話でした、ありがとうございます。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
確かに生き霊の可能性もありますね。生きているなら、少しは救いがあるかも知れません。