里際の子どもたち・絵画コレクション
崇期
里際の子どもたち・絵画コレクション
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太陽を赤く塗る
窓は水色に染め抜く
それが里際の子どもたち
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今週も珠玉のコレクションをご紹介いたします。
コレクション番号1 ジャン・ポージズ『信号機は夜眠る』
サイズ F6号 ペン画・額付き
価格 5,600円
※画家、1942年生まれ。
解説:こちらの絵は先日ヤフーオークションで落としたばかりの絵です。ペン画ということで、インクで描かれていますので当然白黒です。それで実際描かれているのが信号機やら国旗やらであるわけですから、思わず笑っちゃいました。描かれてる国旗、縦三色のボーダーですので、「どこの国のだよ。真ん中が白、しかわからん」という感じになりました。画家の生まれた国の国旗とも違いますからね、クイズとしては難易度高め。ですが、この旗はもちろん、別のことを表現するために描かれているわけです。結構はためいていますよね。強めに風が吹いていることがわかります。背景のあちこちにも散らばった小さな紙くずのようなものが描かれているのがわかりますでしょう? 中央の黒い影のような女性。目をこすっているように見える仕草が、目にゴミが入ったからなのか、それとも悲しみを抱えて泣いているのか、目にゴミが入ったことで涙が出たということなのか……想像がかき立てられます。この画家の作品の魅力はまさにこういうなにげなく提示しているドラマにあるんです。でもまあ、信号というものは夜、消灯するものではない気がしますけれども。それでは毎晩毎晩事故が多発しそうですよね。この画家の住む街ではそうなのでしょうか。ものすごく田舎で、真夜中にはほとんど車が走らないとか。とにかくべたっとした、無味乾燥でしかない漆黒の街をただ風のみが走っている。その静けさを揺さぶるたった一拍の不協和音というふうに、信号機が眠った時刻に生じそうな孤独な人間の不安な胸の内を色彩の欠いた世界で表現した、とても印象深い作品。
コレクション番号2 櫻井成雄『アミーケ──1999年』
サイズ F12号 新品・額付き
価格 1,500円
※画家、1936年生まれ。
解説:こちら、即決3,500円と書いてあったのですが、結局競合相手がおらず1,500円で落とさせていただきました。北九州市小倉南区にあったイタリアン・レストラン「アミーケの窓」のメニューを破って貼り付けた、いわゆるコラージュアートと呼ばれるものです。作者の櫻井さんは普段は風景画を描いておられる方なので、大変めずらしい作品。魔がさした……とかでなければいいのですが。セルリアンブルーが基調となっていますので、壁が白っぽい洋風レストランなどに飾ったら結構映えると思います。現在、「アミーケの窓」はオーナーが高齢で閉店。櫻井さんは客だったのかもしれませんね。熊本ご出身の方なのであり得る話です。私がこの作品を購入させていただいたのは、色味が好きだったということもあるのですが、ほとんど画家の方の年齢ですね。最近はそういうことが多いです。高齢で存命な方の作品を中心に集めています。亡くなられたら価値があがるだろうという下衆な狙いではありますが、私はコレクションの性質上、当然かな、と思っています。その画家の感性で創られてきた作品がそれ以上増えない、ということですからね。
コレクション番号3 タケマチ・ミヤ『じゃんじゃんじゃん』
サイズ S2号 水彩画・額付き
価格 1,000円
※画家、1967年生まれ。
解説:色味のない
今年は感染症の問題もあり自宅で過ごすことが多かったので、こういった魅力溢れる絵画たちに囲まれ過ごせたことは気持ちの上でよかったと思っています。いつも私の
今後も私のブログ「里際の子どもたち」では、実際には購入していない、この世に存在しない空想絵画をこのように購入したつもりで、ご紹介と解説をしていきます。著作権があるという想像で、なので「画像が公開できない」としているわけですが、私の
また先月、こちらに某方からメールで「お金がかからない趣味でいいですね」というメッセージをいただきましたが、削除させていただきました。言葉に
また次回もお楽しみいただけるよう、頑張ってコレクションしていきます。よろしくお願い申し上げます。
里際の子どもたち・絵画コレクション 崇期 @suuki-shu
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