第3話 スケバン刑事 美少女図鑑
A「スケバン刑事は少女漫画だよね。もしかしてサキの友達とか、可愛い女の子がたくさん出てくる?」
B「女の子の仲間はたくさんいるし、その中に美少女もけっこういるよ。個性豊かで、作品に華を添えてる。」
A「じゃあライバルはいる?」
B「ライバルといえば
三姉妹の長女という設定だけど、悪どさが妹たちと比べものにならない。
なんといっても父親、妹を殺して悪の道を突き進んだところが麗巳らしさ。
第二部で麗巳に代わるライバルが登場するけど、仲間に頼らない麗巳をサキは評価していたようだ。」
A「悪は集団で、というイメージがあるからね。
じゃあ話を戻して、どんな可愛い子が出てくる?」
B「和田慎二の描く美女、美少女は二つのタイプに分かれると思う。丸顔で目が丸く大きいタヌキ顔タイプと、やや面長で涼しい目元の美女タイプ。
主人公の麻宮サキは美女タイプで、和田慎二作品で主役になるのは珍しいんじゃないかな。
ひととおり見なおしてみて、小塚左智子(愛称ツグミ)が最も可愛く描かれているのではないかと。」
A「彼女は主要キャラ?」
B「そうでもない。後半になって活躍したサキの仲間で、学生刑事の後輩にあたる。
ツグミは幼い頃から好きだった男の子を愛し通したんだ。それが学生刑事として最大の弱点となってしまった。」
A「原作者のお気に入り女の子キャラは?」
B「神恭一郎の項でふれたように、おそらく
和田慎二の漫画は同じキャラが他作品に何度も登場したり、同じ着想の漫画を何度か描いたりするけど、美尾は短編2本で主役を張ってのスケバン刑事登場だった。
彼女の「その後」を描いてみたかったのだろうね。」
A「敵役で綺麗な人はいた?」
B「信楽碧子は終盤のライバル役として八面六臂の大活躍をする割に、麗巳の親友という枠内に収まってしまった、ちょっと惜しいライバルという感じ。
麗巳と同じようにサキの宿敵になりたがったけど、仲間を頼っているところがちょっとね、と指摘されてしまった。」
A「サキと関わりが深かった女性キャラは?」
B「妹の美幸と、序盤に登場する唯名純子はサキの怒りの原動力になった。
かわいくて性格のいい子ほど、この手の漫画では可哀想な目に遭うのかもしれない。」
【登場人物リスト(女の子だけ)】
サキに逮捕されるが少年院から脱走し海外へ。麗巳の才能は海外で高く評価されていたという。
サキを姉のように慕っていた。レトロな三つ編みの髪がチャームポイント。
苦労なく育ったため純粋な心を持っている。切りそろえた長い黒髪が特徴。
京吾と愛し合いながらも戦い、美尾は生き残った。かわいいタイプの美女。
ミス・ワタナベ(
締めに、学生刑事というものに少し触れておきます。
サキはスケバンでありながら学生刑事に任命されましたが、サキの後任として学生刑事になった4人は真面目な生徒ばかりでした。
真面目なだけに頑張っても派手さがなく、サキと比べられて辛い、という立場だったよう。
男子の学生刑事も一人いましたが、真面目すぎて(?)敵に寝返ってしまいました。(中には一人、大学生の学生刑事もいた)
サキはのちに不良学生の大組織を束ねることとなりました。が、学生刑事(警察の犬)であったことがバレて、裏切られたと思った組織の者たちから袋叩きにされてしまうのでした。つらい!
いま「スケバン刑事」を激推しする50の理由! @master01
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