君と過ごした一年

カキピー

第1話 運命

運命というのは残酷だ。いきなり死ぬということもあるらしいが、結局死ぬのには、変わらない。人いつしか死ぬのだ。だが、それが早く、悔いが残る人だっている。だから、私は、まだラッキーだと感じることにした。残りの一年をどう過ごすか、私は考えていた。そこで、私は、最後くらい恋愛したいと思い、好きだった結奈にアタックすることにした。

「好きです。付き合ってください!」

と、彼女を呼び出し、告白した。そんな彼女の答えは、

「ごめんなさい!」

だった。まぁそうだろう。ただのクラスメイトだ。しかも、あまり喋ったこともないのだ。あまりにすぐ言われたので、心が折れそうになるが、寿命に比べたらどうってことなかった。だから、私は、

「だったら、初めに遊ぶだけでも!」

と、言った。結奈の答えは、

「それだったら、いいよ」

と、言ってくれた。私は一縷の希望を掴んだ。私は内心ガッツポーズをして、彼女と連絡先を交換した。今日は、そこで別れて、メッセージでやり取りをし始めた。

 最初の内容は、互いに質問した。私は、彼女に興味があったので、共感したりと、彼女の話を盛り上げていった。会話を続けるために、頻繁に返したり、遅く返したりして、いつしか、学校でも盛り上がるようになった。趣味も彼女に合わせるように、それを趣味として持つようになった。そして、私は、あらためて気づく、彼女が好きだということに、そこで私は、彼女をデートに誘うことにした。彼女の返事は、まだ聞いてないのでわからないが、きっとくれるだろうと、信じていた。

 私は、彼女にメッセージを送った。

【次の土曜日、二人で遊びに行かない?】

と、送った。

 数時間後、彼女から返信が来た。私は、恐る恐るメッセージ内容を見た。見てみると、その返信は、

【いいよ!どこに行く?】

と、来ていたのだ。私は驚きと興奮で、心臓が張り裂けそうだった。私は、しばらく落ち着かせるために、外に出た。いつもは、寒い風が、今では、涼しく感じた。体が熱くなっていたのだ。

 しばらく体を冷やしていると、少し落ち着いたので、私は、こう返信した。

【映画か、水族館どっちがいい?】

と、質問した。

【今見たい映画ないし、水族館がいいかなぁ】

【じゃあ、次の土曜日、駅で待ち合わせしよ!】

と、返した。私は、プランを考えた。成功させるためのプランを。

 そして、今週の土曜日、私は、容姿を整えて、準備をしてから、待ち合わせ場所へと、向かうのであった。

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君と過ごした一年 カキピー @kakipisan

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