過ぎゆく日々に。

私はどこに向かって進んでる？

　カーテンの閉まった六畳一間のあの部屋で、私は毎日パソコンと向き合っている。

わざとらしいくらいに眩しい画面に、疲れて。だけど、画面に映る自分は必死に何かをせき止めるような顔をしてる。

一つ、また一つ。そうやって日々、やらねばいけないことを終わらせていく毎日の先には、一体なにが待っているんだろう。

そんな事を、眠れない夜にふと考える。

何かが、何かしらが、待っていてくれたらそれでいい。

でも、もし、何も待っていなかったらどうしようか。

ひたすらに走り続けて、走り続けて。

私は今、どこに向かってる？

今以上にもっと、もっと、頑張ったら、いつか抱きしめられるような優しさが、この先の道には待っているかな？

夜。

高台の上の公園から見える灯りの一つ一つにも、きっとそんな苦しみがあるんだろうな。

つらいね。

皆、いろんな辛さを背負って生きている。

平等に、同じだけ、進みゆく道の先に、辛さを包み込んでくれる人が、待っていますように。