淡い光と少年

@kotopo

第1話

 冬。もうすこしで日が出てきそうな紫がかった空の下、一人の少年が歩道を走っていた。足を踏み出すごとに揺れるそのさらさらとした髪はこげ茶のようで、周囲からの淡い光によって照らされている。少年は、何か彼にしか見えないものを追いかけているような、そんな感じだった。

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