第40話 再び・・・。
――そう、ハルトはこの事について、もう少し注意深く気を使っていれば、また違った未来が訪れていたかもしれない。
・・・だがもう遅い。
馬車に乗り込むと、すぐに扉は閉められてしまった。
そしてそのまま馬車は走り出す。
「え? おい! ちょっと待ってくれ!」
窓を開けると外が見える。
御者はこちらを見ていない。
「おい! どういうことだ! 説明しろ!!」
すると馬車の奥の方から声が聞こえてきた。
「お静かに願う。余計なことを話してもらっては困るのだ」
その声の主の顔を見ると、以前俺の命を狙ったあの男だった。
「お前! なぜここに!?」
その瞬間、意識は遠のいたのだった。
******
あとがき
前回中途半端すぎたので途中ですが投稿します。
次回の予定は未定です。
ほのぼの領主生活を楽しもうと思ったら敵が攻めてきて領土滅亡~神器(アーティファクト)を使い死亡フラグを回避するため奔走します~ すたりな @sutarina
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