僕の見た夢〜0円の命〜

@dandelion1147

最終話 夢

僕の見た夢

母は45歳でこの世をさりました。死因は首吊り自殺です。たくさん泣きました。その後の仕事では生きている感じがしなくただ仕事をする毎日、アルコール中毒になり、ニコチン中毒にもなってしまいました。それでも以前遠くで付き合ってた彼女が思い浮かびます。

いつか会える日を待ち日々生きていました。場面は変わり彼女は彼氏の母が自殺でこの世をさったことを知ります。彼女もまた、いつか会える時を願って日々仕事に勤めていました。すると、彼女の元に一人のおじいさんがやってきます。おじいさんはこう言います「わしの元で働けば彼氏に会わせてあげるよ」と言います。一瞬疑問を抱きますが彼氏のことならと「もちろんです」と返事をします。そうするとすぐに学校の校庭くらいのスペースに連れてかれます。おじいさんは「ここで働いてもらうよ」と言います。「何をすればいいですか?」と聞くと「羊小屋を1軒、牛小屋を一軒、馬小屋を一軒、鶏小屋を一軒、豚小屋を一軒小屋から自分で建ててもらうよ。完成するまで家へは帰れないからね。全てが充実すれば彼氏に会わせてあげるよ」そう言われました。そうするとおじいさんは静かに帰って行きました。家へ帰れない訳ないと外に出ようと試みますが外に出ようとすると見えない壁にぶつかります。そう、閉じ込められてしまったのです。あたりを見渡すと何もありません。「木材もないのにどうやって小屋を建てればいいんでしょうか」と言うと目の前に木材が出ます。そのあと動物、食べ物を言うと言った動物食べ物が出てきます。彼女は不思議がりましたがすぐにおじいさんの言った通りに木材から小屋を建てていきます。そうして次々に小屋を建て遂に5軒の小屋を動物で満たすことができました。おじいさんがやってきます。「全てを満たすことができたね。約束通り彼氏に会わせてあげるよ」そう言います。すると急に自分の家まで戻ってきます。確かに自分の家なのですが他人が住んでいます。すぐに外に出ると周りの景色は変わっています。手のひらを見るとしわがありほんのり透けてます。実はおじいさんの言われた通り5軒の小屋を建て終わったころにはこの世をさっていました。自分の家や周りが変わっていたのは時間が流れていたからでした。すると後ろには彼氏がいて涙を流しています。ゆっくりと抱きしめます。ありがとう、と。彼氏はずっと小屋を建てているところを見ていたのでした。彼氏もまたおじいさんに彼女に会わせてあげる代わりに彼女を見守ると約束を交わしたのでした。その後2人は幸せに暮らすのでした。ところで疑問があります。何故彼氏は天国に行っていたのだろう?それは彼氏がおじいさんに会った時すぐに天国に送られてしまいました。そう、おじいさんは死神だったのです。

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