永さんは、エマちゃんに対して独占欲が芽生え始めているのでしょうか? 着実に人間的な情動が彼女の中で形を得ているように感じます。
教会は、エマちゃんのような子を神に選ばれた人間と重宝する癖に、道具のように使いつぶす。その所業を神に選ばれた者の責務と片付ける。永さんには、絶対にエマちゃんを手放して欲しくないと強く思いました。
ついつい熱が入ってしまいました。お話、ありがとうございました。
作者からの返信
楽しんでいただけているようで嬉しいです。
永に関して第1章でこんな文があります。
『エマは初めて触れた世界から、私はそんなエマから、それぞれ自分に足りないものを探している』
永とエマ、果たしてどちらがより影響を受けているのでしょうね。
教会も全てが非道かといえば、実はそんなこともないのですよ。でなければ永は北方神父を『善人』とは呼ばないでしょう。
まあ、今の話では少々非道な面が勝りますが。
雨咲様のような素晴らしく含蓄深い物語を紡ぐ作家様に感情移入していただけるとは、嬉しくて秘蔵のハムを食べたくなりました。
また気軽にコメントしに来てください。
『人』の交差する物語を、どうかご堪能ください、雨咲様。
企画への参加ありがとうございます。
一気読みさせて頂きました。
語りの部分、地の文章が多く、ライトノベルというよりは文芸に近い印象を受けました。
物語もキャラクターもしっかりとしていて、最後まで楽しく読むことが出来ました。
こうした芯のある作品がweb上で読めるのは、ありがたいなあと思うばかりです。
今後も更新頑張ってください!
作者からの返信
お立ち寄りいただきありがとうございます。
浅学の身である私の作品にこのような感想をいただけることは望外の喜びです。
感激のあまりしばらく言葉が出なかった程でした。
HiraRenさんの作品にお邪魔させていただくこともあると思いますので、これからもお付き合いいただけると幸いです。
こんばんは。
北方さんのキャラクター、いいですね。
地下教会の聖職者でありながら、教会の意思に反する行動もとれる……、自身の確固たる信条を持っている人物なのですね。深みのある人物は、物語を豊かなものにしてくれますね。
エマが永と共にいることを、とりあえずは認められて良かったです!
本当にエマは、なんだかフワフワしていて、とっても可愛いです。
作者からの返信
北方神父は信仰の人であり善性の人です。
芯のある人物は物語を引き締め。仰る通り、深みのある人物は物語を豊かにしてくれます。
そして、信念の対比は人の『心』を露わにしますね。
認められなかったら、地下教会との戦争になっていたかも知れません。最初に認めたのは私だぞ? なんて言いながらルシルも参戦しそうです。……そうなったら世界の終焉……いえ、なんでもありません。
次話からは新キャラクターと共に物語が動き出します。保紫 奏杜様もどうか苦労人なとある公僕を応援してあげてください。
それでは、次回に出てくるは『いい人の音』がする公僕。そしてこの世界の異常性が示されます。
あまりにも多すぎる異常性。その裏に潜むのは?
またのお越しを、お待ちしております。