第4話 必殺!我が深遠なるHSM\('ᴗ' )>

「はああああああ?」


「ですから、その、ホットサンド、」


「何をゴニョゴニョ言ってんだよ!はっきり言えっての」


「で、ですから僕のできる魔法はホットサンドメーカーを出す魔法で」


「ギャハハ!!」


はじめはよかったさ。異世界転生をした勇者が自分たちのギルドにやってきた。たいした歓迎ようだった。ギルドのメンバーたちは握手を求めていたし、受付嬢たちは自分を見てキャーキャー言っていた。おそらく今までの異世界転生をした勇者たちは相当な活躍をしていたのだろう。歓迎ムードも一段落し、恐れていた質問がついにやってきた。


「で、お前はどんな魔法を使うんだ」


今までの異世界転生者たちも女神様に強力な魔法を授けてもらっていた。例えば、氷山をも蒸発させる巨大な炎を召喚する魔法やいくつもの雷を龍のごとく操る魔法だったりした。


「いやいやいやリョウは、魔法なんかよりも強力な武器を女神様から授かっているんだろう。もったいぶってないで早く見せてくれよ」


天まで斬撃を飛ばしす聖剣エクスカリバー、砕けるものはない巨大なハンマー.どこまでも敵を追い続けるゆみ。


「ふぇ?」


調子に乗って胴上げをされていた僕は地面に叩きつけられた気分だった。放課後体育館裏に呼び出されたけれどもよくよく話を聞いてみたら自分の友達への告白だった時みたいな天国から地獄への片道急降下だった。

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喰らえ!!わが魔法!!HSM!!!~へなちょこ魔法『ホットサンドメーカー』でおれは絶対成りあがる!!~ お花畑ラブ子 @sonic0227

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