第27話 反省会?

「「「「お疲れさまー!」」」」


 大会終わりに喫茶店・みずうみに来ていた。

 いつものメンバーで打ち上げである。


「明日は休みとはいえ、死んでそう」


 テーブルにつっぷすこずえ


「足が棒になるね」


 明日のことを心配するなごみ


「あーあ、来年はさ、体調不良で記録係やりたいなー」

「仮病を使うな」

「だってだって!こんなにキツいなんて知らなかったもん!」


 だだをこね始めた梢。


「プールもスキーもない分、代償は大きいものさ」

「プールもスキーもない学校なんて、ほかにもあるし!理由にならない!」


 意地でも来年は参加したくないようだ。


「梢ちゃん、俺は梢ちゃんがいてくれて応援してくれるなら、また来年も君のために走るさ!」


 脈絡無視で暴走する七滝ななたき


「なら、私も頑張っちゃおうかな~」

「一緒に頑張ろう梢ちゃん!」

りゅうちゃんがいるなら!」


 手を取り合い見つめ合う2人。

 あー止めろ止めろ!


「2人はいつも仲良しで羨ましい」


 和はポツリと言った。

 すると2人は照れだした。


「なんか結婚しそう」

「「えっ」」


 照れは2人のことを熱くする。

 顔が真っ赤だ。


「おいおーい」


 応答なし、和よくやった。


「ごほん、話題を変えましょう」


 梢が無理矢理、方向転換。

 よっぽど恥ずかしかったようだ。

 おのろけは一旦終了。

 他愛ない会話を4人でしていたら、時間はあっという間におやつの時間帯に。


「何か食べて帰ろっか」


 お店自慢の手作りケーキを頼み、美味しく頂きました。



 2学期が終わり冬休み到来。

 寒さも厳しく、銀世界が広がっていた。

 そんな中、クリスマス会を喫茶店・湖でやることになっている。

 店員の尾沢おざわさんはノリノリでマスターに話すと、貸し切りを許して下さった。

 いつも厨房の奥から出て来ないマスターだけど、ありがとうございます。

 さてさて、どんなクリスマス会になるのやら。

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