第16話 黒装束から乳房を露出させた乳母がもだえました

 「ユルゲン…もっと強く触ってもいいんですよ?」


 作戦決行の時間は刻一刻と迫っている。


 オレとエミーリアは作戦の先陣として、とある場所に待機していたがー、




 ー体が、震えてますよ、ユルゲン。

 ーあちゃー、ばれた?

 ーあなたのことならなんでもお見通しです。だから、エミーリアの体で鎮めてください。


 という流れで、おっぱいを触っている。


 しゃーない。

 

 【南方艦隊】やアデリナの前では強がったけど、流石にちょっぴり不安なのは否定できない。


 世界最大の帝国に喧嘩売ろうってんだしな。


 そんなちょっとした不安も、エミーリアにはお見通しなのである。


 なんだかいい匂いがする乳母の背後に迫り、黒装束の上からゆっくりと揉み込むように触った。


 ムニムニ…ムニュ…

 

 時には弾み、時には吸い付き、時にははね返す。


 まるで魔法のような感覚。


 黒装束が徐々に解けていき、乳母の手のひらで包みきれないぐらい大きなおっぱいが、徐々に姿を表してきた。


 「あふ…ふぅ…」


 エミーリアは抗えない快感に身をよじり、腰をくねらせた。


 息はどんどん荒くなり、白い吐息が夜空に消えていく。


 「そんなに、エミーリアの胸が、気持ちいいですか?…」


 そんな痴態をみせつつも、オレも挑発して見せるのは乳母としてのプライドなのだろうか。


 「もっと、強くしてもいいんですよ?ギリギリと、エミーリアの胸を壊してしまうぐらいに」


 「理由がないと、そんなことはできないさ」


 「いいのです。昔のあなたは、私が泣いちゃうぐらい、強く吸い上げました…でも、不思議な感覚を感じ、ました…んっ」


 「そうか。悪いことをしたな。ガキの頃のオレは」


 「いえ。その時から、エミーリアは、あなたのとりこなのです…」


 エミーリアが妖艶ようえん淫靡いんびな雰囲気とともに息を荒げ始めたのを見て、オレも流石に我慢できない。


 黒装束の隙間から柔肌に手を入れると、すでにしっとりと汗ばんでいる。


 ポロン…


 装束をゆっくりとめくると、今まで姿を隠していたエミーリアのおっぱいが、完全に姿を現した。


 「あ…こんな、外で…」


 乳母は目を大きく見開く。


 みるみる顔が真っ赤に染まっていき、体から力が抜けていった。


 …流石にやりすぎだったろうか。


 「…あはは」


 「…?」


 羽交い締めにされながら、エミーリアは珍しく声を出して笑う。






 「義理の息子に装束を外されて、羽交い締めにされて、おっぱいをさらされて…興奮、しちゃいました♪」

 










 やれやれ。


 どこまで誘惑すれば気が済むんだこの乳母はっ!


 そういうのはあの【潜乳工作員】おっぱい・スネークにやらせておけ!


 クリ…


 「いっ…!そこは、だめ…もう、限界なんです。今日だけで何度も触られて…!クリクリされてっ…!」


 エミーリアはなんだかんだこういう刺激に強くない。


 頭をいやいやと振り、嫌がる素振りを見せるが、オレも今は男という名の獣である。


 「だって強くっていったじゃあないか。乳母に二言はないってことわざもある」


 「そんなことわざ、ユルゲンしか使ってーひゃああああん!」


 ヌチュ…


 やがて、湿り気を感じ始める。


 そろそろ限界なのだろう。


 「むぐ…」


 流石に大声を出さられると困るので、人差し指で軽く口を押さえると、甘噛みをしてきた。


 暖かい舌で指を必死で吸い、喘ぎ声を抑えようとする。




 「むぐぐ…んんっ…ぷはっ!もう、だめ…うむっ」


 「そろそろ辛いだろ。楽になってもいいぜ、母さん」


 「で、出ちゃう…!〜〜〜〜〜〜〜〜!」


 声にならない叫び声と共にー、





 どろり…


 エミーリアは、再び母なる証を出した。


 だらだらと装束の間を流れるそれを掬い、味わう。




 心がスーッと収まり、頭の中のモヤモヤが晴れた気がした。


 「…!くぅ…もう、母乳は出ません…」


 「ありがとう。震えもおさまった。派手にぶちかまそう」


 「ユルゲン…よかった。元気になったのですね…」


 「ああ。もう迷わねえ。オレはやり遂げるさ」

    

 「はい…ずっと、エミーリアも一緒です」


 その時、少し離れた場所から【狐火】きつねびが見える。


 作戦決行の合図だ。


 「よっしゃ!やるぞ!」


 「はい。あなたの望み叶えるためなら…どんなことでも!」


 2人して手を繋ぎー、




 【外輪船】がいりんせんのマストの上から飛び降りた。



 ****



 「ヌッ…ダレダ!」


 「フタリグミガトビオリタゾ」


 「ヘンナフクヲキテイル」


 突如現れた2人組に驚愕したオーク兵の前で、オレは名乗りをあげる。

 

 「ブタども!オレは通りすがりの海賊ジークフリートだ。お前らみたいな礼儀知らずが通過料も払わないってんで、教育しにきてやったぞ」


 「同じく!私も海賊のエミ…エリーゼ!あなた方の行動、もはや許せません。罰を下します!」


 「ナニヲイッテヤガル!」


 「コロセコロセ!」


 いきりたったオーク兵が武器を片手に襲いかかってくるが、今日は最初から本気モード。


 「ーーーー【風毒】ふうどく

 「ギャッ!」

 「ナニヲシテ…オゴ」

   

 一瞬で甲板にいるオーク兵30余名を沈黙させ、船内への侵入を試みる。


 が、船内にいたオーク兵が騒ぎを聞きつけ、続々と飛び出してきた。


 「テキダ!」

 「デアエデアエ!」

 「ホカノフネカラモエングンヲヨベ!」


 やれやれ。


 相変わらず数だけは多いな。


 「ふふふ…血が騒ぎますね」


 「どっちが多くぶっ倒せるか勝負だ!」


 「はい!負けません!」


 【風切】かざきりを引き抜き、大軍の中へと突入していく。






 「エルデネト帝国軍の船が海賊に襲われているぞ!」


 「我らがお救いするのだ!」

 

 「友好国を守れ!」


 チラリと見ると、港の方から【南方艦隊】の面々が、拳に火を宿したカールハインツを先頭に突っ込んできている。


 「ト、トマレ!キサマラハタチイリー」


 「【火拳】ひけん!」


 「グベェッ!」


 「おっとすまんのう。手が滑ったわい。じゃあいくぞお前ら!」


 「はい!」



 

 もちろん、エルデネト帝国が友好国なんてこれっぽっちも思っちゃいない。


 要するにマッチポンプだ。


 海賊の侵入から外交使者を守るという体で突入し、【外輪船】を占拠する。



 

 そしてー、




 愚王アルバンがエルデネトに何を売り渡そうとしたのか、エルデネト帝国がザールラントの国民をどれだけの危機に陥れたか、証拠を掴むのだ!





 おま〇け


 一部話をミニ改稿するかもです。


 ちょっとだけエッチ度をパワーアップさせる予定ですが、ストーリーの流れそのものは変わらないので安心してください。


 改稿したお話には【ミニ改稿】とチェックを付けますので、暇があったら読んでみてください!


 引き続きエッチで面白い展開を目指しますので、少しでも「面白い!」と思った方はフォロー・感想・いいね・レビュー・☆などよろしくお願いします^_^

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る