【ミニ改稿】第15話 左おっぱいの誓い
ーおう!何してんだ!皇子さま!
ー…リューゲン島を眺めてるんだ。おっぱいの楽園をな。
ー連れてっていくことはできねえが、近づくことはできるぞ?
ー何?
ー【南方艦隊】の見習いとして働くんだ。姉ちゃんのおっぱいも見放題だぞ?
…行く!
そんなこんなで、5年前アデリナと同じく世話になったのがカールハインツである。
艦隊見習いという名目で操船技術を教えつつ、島の近くまでよく船を回してくれた。
ー【リバイアサン】を一撃倒すなんてすごーい!大将、この坊やだれー?
ー通りすがりのおっぱい皇子だ!可愛がってやれ!
ーそうなんだー。じゃか、アタシらのおっぱい吸う?
ーうむ。
船員の多くとも知り合いとなり、楽しい日々を過ごせたのを覚えている。
昼は船に乗り込み、夜はカールハインツのジジイとおっぱい談義に花を咲かせたもんだ。
ー世話になったなジジイ。また会おう。
ーおう!そん時は、おめえが【南方艦隊】の司令官だ。
普段はおちゃらけているが、芯は国を愛するしっかり者である。
今回のエルデネト帝国の動きやぼんくら兄貴の妥協にも心を痛めているはず。
きっと、力になってくれるだろう。
****
「久々のトリーアを存分に楽しんでくれ!がははははは!…と言いたいところだが、どうもそういう用事じゃあなさそうだなユルゲン」
「まあ、な。とっくに情報収集済みだろ?」
「トリーアは俺の庭だからな。上陸したエルデネトの使者をぶっ倒したのもおめぇだろ?【南方艦隊】のみんなも喜んでたさ。自分にできねぇことを、きっと皇子がやってくれたんだってな」
その後、オレとカールハインツは状況を確認し合う。
ー【南方艦隊】は【リューゲン島】からの撤退を命じられ、トリーアの治安維持以外は何もするなと命じられたこと。
ートリーアの街の商会や民衆はオレを支持してくれそうだということ。
ーオレがリューゲン島でおっぱいを楽しみながら皇帝の暗殺を狙うこと。
「なるほど、状況はわかった。お前がただのおっぱい皇子でなくて嬉しいぜ」
カールハインツは腕組みをした。
「俺たちはお前らに喜んで協力する…と言いてえところだが、【南方艦隊】でエルデネトの使者に殴り込みをかけるのはリスクが高すぎるな。リューゲン島の防備もまだ整ってねえだろ」
ジジイの言うことはもっとものことのように思える。
なんの大義名分もなく正規軍で使者を襲撃すれば、いきなりの全面戦争は間違いない。
皇帝が来てくれれば良いが、もし来なかった場合、撃退できても甚大な被害は免れねえ。
あの無能アホンダラ兄貴じゃあ、まだ戦時体制も作れないし。
だから、一芝居打つ必要がある。
「だから、作戦を考えた。まずはオレとエミーリアが…」
オレは作戦を語り出し、その間【トリーアの宴】は静まり返るのであった。
****
「作戦は以上だ!!!」
カールハインツが【南方艦隊】全員に呼びかける。
「俺ぉおっぱい王子に従う!が、お前らは国を守る仕事でも、一応公務員だ。選ばせる権利があってもいいだろう」
そして、自らの拳に火を宿らせた。
「この作戦に報酬はねぇ!仕事もなくなるかもしれねえ!それでも参加するものは左おっぱい!参加しねえものは右おっぱいを出せ!参加は自由だ!」
一瞬の静寂のあとー、
ぷるるるるるるるんっ!
【南方艦隊】に所属する全員が、左おっぱいを出した。
「「「我らザールラントを守るため、ユルゲン皇子の命に従います!」」」
先端がツンと立ち上がった褐色おっぱいも、日焼け部分と白の部分が艶かしく混じり合うコントラストおっぱいも、まだ育ち盛りのなだらかおっぱいも。
皆も思うところがあったのだろう。
国を守る任務を負いながら、むざむざ撤退を余儀なくされ、港で逼塞している状況に。
「あの皇子がこんなに立派になって…」
「この皇子なら、きっとエルデネトをぶっ倒してくれるはずです!」
「うちらは、命捨てても構わねえ!」
だが、そんな日々も今日で終わりだ。
ザールラントの地を、みすみすエルデネト帝国の手に握らせるわけにはいかない。
「諸君の健闘に期待する!」
オレは色々と胸いっぱいになりながら、作戦を開始することにした。
「あんっ…皇子って、こんなにテクニシャンなの?」
「あ、ずるいずるい〜次私が皇子さまにおっぱい触ってもらうんだからね!」
「皇子さま…よ、よかったらアタシの胸も触っていいわよ?」
ついでに、ちょっとだけ触りましたっ!
あとがき
本日はここまでです!
今後もエッチで面白い展開を目指しますので、少しでも「面白い!」と思った方はフォロー・感想・いいね・レビュー・☆などよろしくお願いします^_^
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