兄に「お前の故郷は我が国固有の領土ではないので侵略者に明け渡す」と言われたので追放されることにしたおっぱい王子、故郷に戻りて【神風】を起こす~南国美女のおっぱいを楽しみながら侵略者を2度ざまぁします
【ミニ改稿】第4話 変態王子はおっぱいの夢を見るか?
おっぱいへの旅路
【ミニ改稿】第4話 変態王子はおっぱいの夢を見るか?
オレは親父アダルブレヒトが【南方艦隊】の視察のためリューゲン島に滞在した際、偶然一夜を過ごした女性エルマとの間に生まれたらしい。
らしいというのは、親父が詳しい事情を話したがらなかったからだ。
はっきりしてるのは、そのエルマという女性はオレを産んでからすぐ亡くなり、親父が家臣の反対によって首都ケムニッツに連れ帰ることができなかったということだけ。
結局、当時そば仕えの1人だった13歳のエミーリアを乳母として残し、ある程度のお金を渡してケムニッツへと帰る。
エミーリアは泣き言1つ言わず、オレに母乳をあげて、10歳まで甲斐甲斐しく育ててくれた。
貴族としての教養や立ち振る舞いもさりげなく教えてくれたし、オレが熱を出した時は3日3晩メシも食べずに世話してくれた、感謝しかねえ。
自らも出自を隠してリューゲン島の一員として働き、地域の人間にうまく溶け込みながら時を過ごした。
ーおかえり母さん!
ーユルゲンさま!お帰りなさ…あんっ!もう、女性の胸に顔をうずめるときは、もっと優しく、ですよ?
ーあ、ごめん母さん。母さんがきれいすぎてつい…
ーふふふ。ユルゲンさまも、立派な男の子なのですね。
オレも母にしては幼すぎることや敬語を使われることに多少の疑問を抱きつつも、存分に甘えた。
ーごめんなさいユルゲンさま…私は、あなたさまに嘘をついてました…最低の人間です。
だから、親父アダルブレヒトに真実を告げられた後、泣き崩れながら謝罪するエミーリアを見て、オレは強いショックを受けた。
泣いている母親を見るなんて、息子としては耐え難いことだ。
だから、オレも涙を流した。
ー母さんが謝る必要はない!オレの母さんはあなただけだ!悪いのは親父だから後でぶん殴っておく!なんなら腹パンと金的もだ!
ーでも…これ以上親子としての関係は続けられません。だから、あなたとはここでー
ー親子じゃなくてもいい!メイドでも侍女でもいいから一緒にいてくれ!オレは…オレは…!
他の人間より成長した体躯を生かして、エミーリアを強く抱きしめたことをよく覚えている。
ーまだ、あなたのおっぱいに顔をうずめたいんだ…!
ー…!ユルゲンさまっ…あぁ…
ひとしきり泣いた後、結局2人で島を出ることにした。
そんなこんなで、オレとエミーリアは表向きは主人と従者として関係を保っており、島を出て以来母さんと呼んだことはない。
でも、夜寝るとき欠かさずおっぱいをくっつけてくれるし。
最近、すごく大人っぽくなって、うなじとか首筋とかたまんねえ色香を放つようになったし。
なんの香水も付けてないのにすんげえいい匂いするし。
いつも優しくてオレを気遣ってくれるし
15歳になったオレの理性は破裂寸前だし。
でも、童貞は捨てられないし。
ー息子よ。
ー…ほう。それで?
ー極めれば、エルデネト帝国の艦隊を一撃で吹き飛ばせる風をも巻き起こすスキルだ。また、性的興奮を経験すればするほど力も強まる。
ーなるほど。国もエロも救える。最高じゃん。
ーただし、とある行動を起こすと力が失われるから心せよ。
ーん…?
ーそれはだな…
ーすなわち、童貞を捨てることだ!
ーダニィィィィィィィィ!?
ー大マジ。いやぁ、俺が
ーこんのアバンチュールエロ親父がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
ーうぐぉぉぉぉぉぉ!まじですまん息子よおおおおおおおお!
つまり童貞を捨てたらただの
まじどーしよ!?
****
「ユルゲンさま…強く揉まれると、声、出ちゃいます…だめ…」
とまあ過去の経験をざっと夢で見ていたオレだったが、湿っぽい28才乳母(処女)の声で目を覚ます。
ぽよよん。
毎夜おっぱいに顔を埋められているのは性的興奮が欠かせない
今日はメイド服の白じゃなくて肌色だった。
というか、完全に右腕で握りしめている。
しっとりと汗でぬれていた。
「おうふ」
「あ…おはようございます。ユルゲンさま」
「何故に裸?」
「その…朝になったので起こそうとしたところユルゲンさまが『おっぱい…おっぱい…』と寝言を言いながら、エミーリアのメイド服を丁寧に、一枚一枚、ねっとりと、揉みこむように脱がされました。そして、覆いかぶさりながら、おっぱいをー」
「すんません」
「いや…いいのです」
宿泊した民家の一室で裸にされ息を荒げながら、エミーリアの目がきらりと輝く。
「もう少しで、ユルゲンさまに
「決め台詞なんだそれ」
「次は必ず♪」
「とりあえず、飯でも食うか」
「はい♪」
最後にエミーリアの胸に吸いついたのは、島を出る前夜だった。
まあお互いテンションがおかしかったしな。
-ユルゲンさま。そんな両手でじっくりと揉まれると…あ…
あの時一生分を摂取したと思ってるので、それ以降は冗談ということにしてさすがに遠慮している。
オレも15歳だし、肉親の体は労わらないとな。
なおエミーリアはいつも本気と書いてマジである。
****
「旅のお方、もう出るのかい?」
「ああ。世話になったな」
ケムニッツを経ってからはや3日目の朝。
途中立ち寄った村の宿屋を出て、オレとエミーリアは再び故郷をめざす。
だが、その前にやることがあった。
ここの村人は素性を知らないオレたちを快く泊めてくれたから、ちょっとした恩返しだ。
「ところで、あの粉ひき用の水車、動いてないみたいだな」
「…気づかれましたか。最近どうも気候が変わったようでして、なかなか良い風が得られないのですよ」
「村全体で使うものだから困ってるだろうな」
「自然のことですから、一体どうしたものか」
「任せな」
「え?」
オレは右手をかざし、
「ーーーー
大気の流れを変える初歩的な技だが、リューゲン島では役に立つ機会が多いだろう。
とりあえず風車周辺の大気の流れを操作し、半永久的に回り続けるようにした。
「おおお…!うんともすんとも言わなかった風車が…すごい!あなたさまは一体…」
「へっ…いまはただの無職の流れものさ。職探しで故郷に帰るところだ」
その姿を見ていたエミーリアが、昔のオレを見守っていた時のように微笑む。
「お優しいのですね、ユルゲン様は…」
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