車の話。小説に自動車を描写するとき




 現在、連載しているミステリー作品『彷徨える王』なんですが、「美しい依頼人 4」で主人公の櫻子が車を運転する場面があります。


 そこで、読んでくださっている、ゆうすけさんからアドバイスがありました。

 たぶん、これは勝手な想像ですけど、ゆうすけさん、すっごく車好きなんだろうなって思っています。さて、アドバイスは、こちらです。


『この車は櫻子のマイカーですか? マイカーなら車種決めておくとちょっとだけリアリティー出せます。』


 それで思い出したのは、以前、読んだ、ゆうすけさんの作品です。


 タイトル「いつしか、キミが、ロリになる」という長編。


 この作品中、登場人物がアメリカの高速を運転して、疾走する場面がありました。その場面がとても印象に残っています。そのとき、車の車種について、しっかり書かれていたんですが。思い出せないので割愛。

(ゆうすけさん。なんの車でしたっけ)


 えっと、ここで何が書きたいかってことですが。

 作中の車種ですが、運転する登場人物の性格を反映させてて、とても印象的だと、読みながら思ったものです。


 いろんな方の作品を読んでいると、自動車を車(わたしです)としか書かない人。車種まで、しっかり書かれる作者がいます。やはり車種がわかると、その登場人物の個性がでてきますよね。


 そこで、この際、『彷徨さまよえる王』の主人公ならどんな車に乗るんだろうと思ったのです。


 主人公だけでなく、同棲相手の五月端なら、どんな車なんて考えました。


 ちなみに、主人公の同性相手、五月端弁護士が車を買うなら、たぶん、落ち着いたセダンを選ぶだろうなとか思ったのです。

 彼が選びそうな車は、トヨタのプリウスとかカムリ。


 弁護士事務所の戸隠所長は、やはり、メルセデスベンツ一択でしょ。


 さて、主人公黒城櫻子です。

 彼女なら、どんな車を選ぶだろうと思ったとき、英国制のミニクーパーを最初に思い浮かべました。

 ただ、外車は違う。彼女は国産車に乗るはず。

 では、日本車なら、そう思って選んだのが、日産の古い車、パオです。

 この子の性格にあっている気がしたのです。


 というわけで、「美しい依頼人 4」に、下記の文章を書き加えました。


『夕方まで、落ち着かない時間をすごし、藤川家へとパオを飛ばした。運転に慣れた水色のパオは、最近、エンジン音がくたびれている気がする。』という一文を書き加えました。


 リアルになったでしょうか。


 ゆうすけさん、ありがとうございます。


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 ちなみにミステリー作品は下記です。お読みくださるととても嬉しいです。今日、夜に公開する話で、第一章は完結します。


彷徨さまよえる王』

 https://kakuyomu.jp/works/16816927863278356267


 そして、毎日、お読みくださっている、皆様全員に「愛してる!」って叫びたい。

 本当にありがとうございます。

 ご満足のいただける作品になるよう、がんばります。


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(個人的な追伸)

 こころさん、タイトルにルビをふったよ!

 カイさん、いつも本当にありがとうございます。ことさんも、水守さんも文字校していただき、感謝ばかりです。



 お名前をあげた方の著作をあげておきますね。(勝手にすみません)


 ●いつしか、キミが、ロリになる(ゆうすけさん著)

 https://kakuyomu.jp/works/16816700427867864546


 ●『孫子の兵法』オタクの女子高校生が異世界転生!軍師に成り上がって大陸制覇を目指します!(カイ.智水さん著)

 https://kakuyomu.jp/works/16817139555324941861


 ●徒然なるままに Ⅱ 。。。140文字のつぶやき。(ことさん著)

 https://kakuyomu.jp/works/16816700428225678960


 ●美少女陰陽師? は負けられない!~妖刀ニ認メラレシ者~(水守さん著)

 https://kakuyomu.jp/works/16816927859237735105


 ●そして、もうすぐ書籍として本屋にならぶ、澄田こころさんの下記作品、ぜひご購入してくださいませ。面白いですよ。

「姫君と侍女 明治東京なぞとき主従」


 他にもご紹介した作品は多いので、おいおい書いていきますね。

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