第22話 そんなことはありません!

前回からの続き。

十神鈴乃は吾野やえに話を続ける。


「でも、ウチ考えたわけよ。ウチの親戚にサッカーやっているのがいるんだけど、そいつもかなりの変わり者だなーって」


「ええ!?そうなの!!」


「うん。そこそこ上手いらしい。クソチビだけど」


「クソチビ………って。でも、もしかしてサッカー上手い人って…………」


「ウチもやえっちと同じこと考えていると思う。試しにせーので言ってみない?」


「うん。せーの」


「「もしかしてサッカーやっている人って変わり者ばっかりなんじゃね!!?」」


二人は揃ってそう言い、揃って爆笑した。

が、断言しよう。

『そんなことはありません!!』

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常。 @chachakotaro

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