第21話 変わり者ってクラスに一人はいるよね
会科高校の陸上部に所属する吾野やえと十神鈴乃は部活動終了後、帰宅しながら話していた。
「やえっちってさ、B組だったよね?」
「え?、そうだよ」
「じゃあ、めっちゃサッカーが上手いって噂の男子と同じクラスだよね?」
「サッカー………。あー、丸山くんのことか。それがどうしたの?」
「いやさ、あんまこういうこと言うのあれかもしれないけどさ。その男子って変わり者じゃない?」
「あー………………」
吾野やえはその人物を思い出す。
確かにものすごい変わり者の三人と共に学生生活を送っているが、その中では変わり者とはいえないだろう。
「そんなことないと思うけどなー」
「え、でもこの前、カフェ行った時にその男子見かけて、友達に支払いだけ任してカフェから逃げ出してたよ」
「何!?ど、どういうこと!!?」
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